韓国代表に四度目のミラクルは起こらず! 準決勝ヨルダン戦で“枠内シュートゼロ”の衝撃に母国メディアが愕然!「勝てるわけがない」【アジア杯】

2024年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヨルダンの枠内シュートは7本

韓国は後半に力尽きた。大黒柱ソン・フンミン(右)も不発に終わる。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 四度目のミラクルは起こらなかった。

 韓国代表は現地2月6日、アジアカップ2023の準決勝でヨルダンと対戦。前半は一進一退の拮抗した攻防戦を繰り広げたが、2戦連続で延長戦を戦ったツケが回ってきたのか、後半に入ると徐々に運動量が低下。キム・ミンジェを出場停止で欠く最終ラインは序盤から不安定さを露呈していたが、55分にパク・ヨンウのパスミスから先制点を奪われると、66分にはアル・ターマリに4人のDFが翻弄されて2点目を突き刺される。その後の人海戦術も奏功せず、なす術なく完封負けを喫した。


 グループステージのヨルダン戦では90+1分にオウンゴールで同点に持ち込み、ラウンド16のサウジアラビア戦では90+9分に奇跡の同点弾を挙げてPK戦を制した。そして準々決勝のオーストラリア戦でも90+6分にソン・フンミンがPKをゲットして追いつき、延長戦で突き放して逆転勝ち。だがさすがに2点のビハインドと蓄積された疲労に抗うことはできず、攻撃陣は沈黙したままヨルダン戦を終えている。
 
 ゲームスタッツで特筆すべきは、韓国の枠内シュートが「ゼロ」だった点だろう。ファン・インボムの一撃がポストを叩き、チョ・ギュソンのフリーヘッドがわずかに枠を逸れるなど好機はあったが、最終的には8本のシュートを放って枠内は「ゼロ」だったのだ。韓国メディア『Eデイリー』は「今大会最低のゲームだった。枠内シュートがゼロという衝撃的な数字を見れば、勝利など望むべくもない。ヨルダンにはシュートを17本も打たれ、そのうち7本も枠内を捉えられたのだから」と吐き捨てた。

 韓国メディアの間ではローテーションをいっさい採用しなかったユルゲン・クリンスマン監督の采配にも批判が集中している。いずれにせよ、64年ぶりのアジアカップ制覇を狙った韓国代表の野望は、ベスト4ではかなく立ち消えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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