【森保ジャパン26選手の通信簿】まさかのベスト8敗退。A評価は2人にしか与えられない。“最低のD”だった3人は?[現地発]

2024年02月05日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

今大会で最も評価を上げた選手は?

準々決勝で敗退した森保ジャパン。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 国際Aマッチで9連勝を飾り、優勝候補の筆頭としてアジアカップに臨んだ日本代表は、4-2で勝利したベトナムとのグループステージ初戦から苦戦。続くイラク戦では1-2で敗北を喫した。

 先発8人を入れ替えて臨んだインドネシア戦で3-1と快勝して2位で決勝トーナメント進出を決めると、ラウンド16のバーレーン戦も3-1で勝利。勢いに乗れるかと思われたが、準々決勝で難敵イランに1-2で敗北を喫し、まさかのベスト8敗退となった。

 3勝2敗で大会を終えた森保ジャパンの26選手について、5試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

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【GK】
1前川黛也[評価]―
 鈴木が失点を重ねるなかでも、出場機会はなし。常に正守護神を支える姿勢は印象的だった。

12野澤大志ブランドン[評価]―
 左手首の故障を抱えたままの合流で、別メニュー調整を強いられる時も。人選は妥当だったのか。

23鈴木彩艶[評価]C
 5試合で8失点、クリーンシートはゼロに終わる。批判も浴びたなか、メンタルの強さは見せた。

【PHOTO】日本代表のイラン戦出場15選手&監督の採点・寸評。後半は何もできずに敗戦。及第点は2人のみの低評価
【DF】
2菅原由勢[評価]D
 1、2戦で先発するも、らしさが見られず穴となった。その後は毎熊にポジションを譲って、出番なしと期待外れに終わる。

3谷口彰悟[評価]C
 ベトナム戦とイラク戦でスタメン出場。後者で敵FWフセインに手を焼き、ハーフタイムで交代したのが最後のプレーとなった。

4板倉 滉[評価]D
 コンディションが万全ではないなか、4試合で先発。イラク戦でも精彩を欠き、イラン戦では痛恨のPK献上など散々な出来だった。

15町田浩樹[評価]B
 インドネシア戦との第3戦で先発。続くバーレーン戦でもクローザーを務め、空中戦で強さを見せる。

16毎熊晟矢[評価]A
 今大会で最も評価を上げた選手。グループステージ第3戦から不調の菅原に代わって右SBを務め、攻守に躍動した。

19中山雄太[評価]B
 出場した2試合で堅実なプレーを披露。ただ、準々決勝では出番なしに終わった。

21伊藤洋輝[評価]C
 クロスがほとんど中と合わなかったイラク戦では、守備でも失点に関与。全体的にインパクトを残せなかった。

22冨安健洋[評価]B
 コンディションの問題もあり、スタメンは3戦目から。2試合ではさすがのパフォーマンスを見せたが、イラン戦では後手に回る場面もあり、ポテンシャルを考えるとB止まりか。

24渡辺 剛[評価]C
 出場はインドネシア戦の8分間のみ。悔しい大会となった。
 

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