韓国代表は１月30日に開催されたアジアカップのラウンド16でサウジアラビアと対戦。46分に先制を許すも、後半アディショナルタイム９分にFWチョ・ギュソンのゴールで追いつくと、延長戦を経て突入したPK戦を４－２で制し、ベスト８に進出した。

　この劇的な勝利を現地で取材する韓国の記者はどう見たのか。サッカー専門誌『Four Four Two』で編集長も務めた経験もあるホン・ジェミン記者に訊くと、「ベスト16でこんな苦しむなんて。これだけの選手がいるチームが」と嘆き節だった。
 

「チ―ムプレーもなく、（４バックから奇策とも言える）３バックに変更したけど、それも失敗。メンタリティ、タフさ、集中力を見せたのは良かったですけど、こんなサッカーはあんまり見たくない」

　一方で、「一番よかったのが、チョ・ギュソンが同点ゴールを決めたこと。めちゃくちゃ批判されてたんで。本当に良かった」と悩める９番の活躍を喜んだ。

　韓国は２日開催の準々決勝でオーストラリアと対戦。再び難敵を撃破できるか。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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