カタールで開催されているアジアカップで、現地１月31日にラウンド16でイラン代表（C組１位）とシリア代表（B組３位）が対戦した。

　立ち上がりにペースを掴んだのはイラン。テンポの良いショートパスで攻撃を組み立て、ロングボールやサイドチェンジも効果的に織り交ぜて、相手ゴールに迫る。

　守勢に回るシリアは粘り強く守りながら、攻撃に転じればスピーディかつシンプルなアタックを繰り出していく。

　互いに攻守両面で高い強度を保ち、局面のバトルで激しくやり合うなか、イランが均衡を破る。32分、浮き球のパスに反応したタレミがボックス内で相手DFに倒されてPKを獲得。これをタレミ自らが確実に決めてみせる。
【PHOTO】カタールで開催中のアジアカップを盛り上げる各国サポーターを特集！（Part１）

　先手を取ったイランが押し気味に試合を進めたまま、前半は終了。迎えた後半もイランが優位に立ち、追加点を狙いに行くも、シリアの守護神マダニエがファインセーブを連発し、得点を許さない。

　すると64分、シリアにビッグチャンスが訪れる。縦パスに抜け出したサブバッグが相手GKに倒されてPKを獲得。これをクルビンが成功させ、シリアが同点に追いつく。

　１－１。ポゼッションでは相変わらずイランが上回り、攻勢をかけるが、タイスコアに戻したシリアも活気づき、アグレッシブな守備で対抗する。イランは81分、タレミが二枚目のイエローカードで退場となり、以降は10人での戦いに。

　結局、両チームとも勝ち越し点は奪えず、90分を終了。延長戦でも決着がつかず、PK戦を５－３で制したイランが８強入り。準々決勝ではバーレーンに勝利した日本と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】森保監督に「遅刻は２度目」と指摘した韓国人記者が明かす"質問の真意"「日本は時間に正確な国と...」【アジア杯】

【PHOTO】アジアカップ2023を彩る各国美女サポーターを特集！

【記事】「全く受け入れられない」「なぜこんなことが…」マンチーニ監督の"職場放棄"にサウジ会長も失望。処分執行か【アジア杯】