「私たちは最高のソリューションを見つけた」
今シーズン限りでリバプールを退任するクロップ(右)。(C)Getty Images
リバプールが4-1で勝利したチェルシー戦の前日会見で、今シーズン限りでの退任が発表されたリバプールのユルゲン・クロップ監督が記者団に日本代表MFの遠藤航を獲得した経緯を話した。
「我々はジュード・ベリンガムを望んでいたが、それは実現しないと悟った。その次にモイセス・カイセドを獲得できるかもしれないと考え、争奪戦に参加した。ただ、彼(カイセド)はすでにチェルシーとマウリシオ・ポチェティーノの説得で心を動かされていたんだ。」
23年夏にジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョが退団したリバプールは、中盤の補強が最大のポイントとなっていた。
その後、クラブ間で合意に達していたとされるサウサンプトンのロメオ・ラビアもチェルシーに奪われる形となったことについては、「ラビアには彼なりの理由があった」と当時の状況を語っている。
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そして遠藤の獲得については喜びを口にした。
「私たちは最高のソリューションを見つけた。我々は幸運だった。それが私が言いたかったことだ。ワタルを見つけることができた」
「(23年夏に)用意した1億ポンド(約180億円)を超える移籍金はベリンガムもしくはカイセドを獲得できたとしても、別の選手を連れてくるチャンスはなかった。そういった意味でも私たちは幸運だった」
リバプールは、遠藤の他にドミニク・ソボスライを7000万ユーロ(約108億5000万円)、アレクシス・マカリスターを4200万ユーロ(約65億1000万円)、ライヤン・フラーフェンベルフを4000万ユーロ(約62億円)で獲得している。
21節を終えてプレミアリーグで首位に立つリバプール。クロップ監督の有終の美を飾ることができるか。現在、アジアカップに日本代表として参戦している遠藤の今後の活躍に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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