「集中力は常に保っていました」インドネシア戦も強い気持ちで戦ったGK鈴木彩艶「差別的発言は気にするような問題ではない」【アジア杯】

2024年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

終了間際に失点も、実力を存分に発揮

インドネシア戦でもゴールマウスに立った鈴木。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は1月24日、アジアカップのグループステージ第3節でインドネシア代表に3-1で勝利。決勝トーナメント進出を決めた一戦で、安定したパフォーマンスでチームに貢献したのがGK鈴木彩艶だ。

 3戦連続のスタメンとなった鈴木は、確実なハイボールの処理や鋭いフィードなどを披露。終了間際に失点したが、実力を存分に発揮した。

 試合後に取材に応じた21歳の守護神は、「自分としては内容を良くしていきたいですし、無失点が一番ですけど、勝利というところは次につながります」とコメント。

 森保ジャパンがボール保持率で相手を大きく上回り、GKのプレー機会が少なかったなかで、しっかりと対応できたという。

「(相手が)ゴール前まで来るシーンは少なかったです。ただ、相手のディフェンスラインでボールを持たれている時でも、背後のケアは意識しながら、集中力は常に保っていました」
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 2節のイラク戦(1-2)後には、SNSで自身に対する人種差別的な声があると明かしていた。インドネシア戦の前日会見では、森保一監督が「人権を侵害するということは、あってはいけないことだ」と訴える事態になった。

 鈴木は指揮官や日本サッカー協会の姿勢に感謝し、強い気持ちを持ち続ける。

「チーム、日本協会全体として、許さないという強い意志を発表してくれたので、やりやすい環境でプレーできています。差別的発言は、何も気にするような問題ではない」

 そして、決勝トーナメントに向けては「いろいろな戦いが始まるので、良い準備をしていきたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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