「言っていることが難しくて...」遠藤保仁コーチのFK練習に選手たちも興味津々! G大阪DF黒川圭介も新たな挑戦へ「決める自信が持てたら蹴ってみたい」

2024年01月22日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ヤットさん自身も習得するのに1年かかったって」

黒川(左)を指導する遠藤コーチ(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 帰還したレジェンドの存在感は、やはり選手たちにとっても大きいようだ。

 ガンバ大阪は1月22日、沖縄でのトレーニングキャンプ5日目を迎えた。コーチとして選手たちのプレーをピッチで見守っていたのは、ジュビロ磐田でのプレーを最後に昨シーズン限りで現役を引退し、今季にトップチームコーチとして古巣のG大阪に帰ってきた遠藤保仁だ。

 午前のチーム練習が終わった後、選手たちはピッチに散り散りとなり、シュートやショートパスの練習など、それぞれが個人練習を行なっていた。

 そのなかで遠藤コーチがいたのは、フリーキック練習の輪だった。イッサム・ジェバリや宇佐美貴史、石毛秀樹、黒川圭介らが集まり、黙々とフリーキックを蹴る。最後には石毛と黒川が残り、遠藤コーチが直接指導。なにやら、壁を越えて落ちるキックのコツを伝授していたようだ。
【PHOTO】早速FKのコツを伝授!引退後、古巣に帰還した遠藤保仁コーチを特集!|沖縄キャンプ
 練習後、黒川は「今、チームに左足のキッカーがいないので、僕もフリーキックを蹴っていたわけじゃないですけど、このキャンプから練習していこうかなと」と偉大なフリーキッカーから学ぼうと必死だ。

「本当に見本が身近にいるので。ただ、そのヤットさんの蹴り方が、ヤットさん自身も習得するのに1年かかったって言っていて、その蹴り方を意識して蹴ってみたら、全然上手くいかなかった(笑)。口では簡単に言うんですけど、足に当てるところとか、言っていることが難しくて、それは日々トレーニングしながら、感覚を掴むしかないかなと思いました」

 チャンスがあれば、セットプレーのキッカーに挑戦したいと意気込む黒川だが、まだ練習を始めたばかり。「自分が蹴って、決める自信が持てたら、ひとつのオプションとして蹴ってみたい」と意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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