香川、約3か月ぶりのゴール! チームは首位と勝点5差キープ――ドルトムント 2-0 マインツ

2016年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

効果的なプレーが見せられずに苦しんだ香川がようやく決めた。

(C) SOCCER DIGEST

 3月13日(現地時間)、ブンデスリーガ第26節でドルトムントはマインツをホームに迎え、2-0の勝利を飾った。
 
 24節には首位バイエルンを破るなど手強い相手であるマインツと対峙するドルトムントは、香川が23節ホッフェンハイム戦以来、3試合ぶり(公式戦では4試合ぶり)にスタメンに名を連ねた。
 
 試合は、ホームチームが序盤から敵陣でボールを保持するも、マインツが固めた守備の壁を前に四苦八苦。効果的な縦パスが入らず、前線のロイス、オーバメヤン、ムヒタリアンが良いかたちでボールに触れることができない。香川もよく動いたものの、効果的なプレーはほとんどなかった。
 
 一方、守備意識の高いマインツは攻撃選手も高い位置でプレッシャーをかけるが、こちらも攻撃に関しては無策の状態で、マッリ、ハイロ、コルドバにボールが渡る回数が少なく、得点の予感は全く感じられない。
 
 中央に切れ込んだドルトムントの左SBシュメルツァーが22分にようやくファーストシュートを放つなど、攻撃に関しては共に低調な試合は30分に動く。ハーフウェーライン付近からボールを持ち込んだカストロからスルーパスを受けたロイスが、2試合連続のゴールを決めた。
 
 これ以降、攻めなければならないマインツがややスペースを空けたことで、ドルトムントは幾度かチャンスを作れるようになった。
 
 後半開始早々、フンメルスから縦パスを受けた香川が右サイドのムヒタリアンに出し、中央に折り返されたボールをオーバメヤンがスルー。その背後から香川が抜け出すが、GKカリウスの方が先にボールに追いついた。
 
 50分にはオーバメヤンが立て続けに3度のシュートを放つも、いずれもGKのセーブに遭い、64分にはロイスのクロスに走り込んだムヒタリアンのシュートはクロスバーのはるか上、66分にもムヒタリアンは混戦から決定機を得たが、至近距離のシュートはまたもやGKに防がれた。
 
 チャンスを潰しまくったドルトムントだが、73分にようやく2点目を奪う。ムヒタリアンのパスで抜け出したオーバメヤンがシュートと見せかけて逆サイドに流すと、これを走り込んだフリーの香川が難なく詰めた。
 
12月5日に行なわれた15節ヴォルフスブルク戦のロスタイム決勝弾以来となる香川の今シーズン5点目により、この時点で勝敗はほぼ決した。
 
 以降は、マインツがボールを持つ時間こそ増えたものの、ドルトムントは危なげなくこれを凌ぎ切り、タイムアップの笛を聞いた。バイエルンとの勝点差5をキープしたドルトムントは次節、アウェーでアウクスブルクと対戦する。
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