「欠点を浮き彫りにした」痛恨黒星の日本代表、海外大手メディアが問題点を指摘。「経験不足」と指弾した選手は?【アジア杯】

2024年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2試合連続で栄光を手にすることができなかった」

イラクに敗戦を喫した森保ジャパン。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本が喫した痛恨の黒星は国際的にも衝撃を与えた。

 1月19日のアジアカップ・グループステージ第2節で、森保一監督率いるサムライブルーは、イラクに1-2で敗れた。立ち上がりとハーフタイム直前に失点すると、終了間際に遠藤航のゴールで1点を返すも、追いつくには至らず。連勝は10で止まり、約10か月ぶりの敗戦となった。

 米大手スポーツチャンネル『ESPN』は、「イラクは本気であることを示しただけではない。タイトルを目指すサムライブルーを妨げる可能性のある欠点を浮き彫りにした」と報じている。

「彼らの問題のひとつが、GK陣の経験不足であることは疑いない。それは4-2で勝利したベトナムとの初戦でもすでに浮き彫りになっていた。ミスからベトナムに2点目を許したザイオン・スズキは、モリヤスが信頼を続けたことで、価値を証明するチャンスを再び得た」

「だが、スズキは2試合連続で栄光を手にすることができなかった。2試合連続で手痛い失敗をし、開始わずか5分でイラクに先制を許した。左サイドからのクロスを弾くのが弱く、こぼれ球を無人のゴールへと押し込まれたのだ」

【動画】鈴木彩艶への批判の声があがった失点シーン
 また、同メディアは「タクマ・アサノ、タケフサ・クボ、タクミ・ミナミノ、そして途中出場したリツ・ドウアン、ダイゼン・マエダ、アヤセ・ウエダという攻撃のタレントたちを擁しながら、日本は本当のビッグチャンスをつくるのに苦労した」と続けている。

「2連勝で決勝トーナメント進出を確実にしたイラクは、大会のダークホースとなるかもしれない。一方で、ひとつの黒星で日本を見限るのは愚かだ。ただ、解決すべき問題があるという事実からは逃れられない」

 森保ジャパンは、イラク戦の敗北をアジアの頂点に立つための教訓として生かせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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