「必要以上に言われすぎている」GK鈴木彩艶への批判に日本代表戦士が苦言「全然ミスでもない」【アジア杯】

2024年01月21日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「外野が言うのは簡単」

2試合連続で2失点を喫した鈴木。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

[アジアカップ グループステージ第2節]日本 1-2 イラク/1月19日/エデュケーションシティ・スタジアム 

 1月19日に行われたアジアカップ2023のグループステージ第2節で、日本代表はイラクと対戦。開始5分にGK鈴木彩艶がクロスを弾いたところを押し込まれて先制を許すと、前半終了間際にも右サイドを突かれて被弾。後半アディショナルタイムにCKから遠藤航のヘッド弾で1点を返したものの、反撃はここまでだった。

 1失点目について、鈴木彩艶の対応に批判の声が出ている点について前川黛也に質問をすると、同じGKとしてこう主張した。

「誰が言っているかわからないですけど、全然ミスでもないですし、その前のところでの失い方とか、攻められ方、そこまで侵入されたっていうところが問題でもある。キーパーはキーパーで失点の修正(反省)は絶対しないといけないですけど、必要以上に言われすぎていると僕は思う」

【動画】鈴木彩艶への批判の声があがった失点シーン
 29歳の守護神は、イラクの大声援の中で普段通りプレーするだけでも大変だと主張。「そうやって外野が言うのは簡単。あのアウェーの声援のプレッシャーの中でプレーし、ビルドアップやリスクケアもすごく安定していた。それなのにああいう1個で批判されるというのは、プロである以上は仕方ないことだとはいえ、ちょっと(批判が)集中しすぎなんじゃないかと思います」と苦言を呈した。

 彩艶に声を掛けていた点については、「厳しい戦いが続くので、次に切り替えていこうというところと、自信を持ってほしかった」と話した前川。鈴木とはポジションを争うライバルとも言えるが、GKチームとして共闘する大切さを説き、チームメイトを擁護した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

【PHOTO】日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。全員が及第点以下の厳しい評価。最低点は守備者の2人

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