【J2採点&寸評】清水×松本|シュミット・ダニエルが好セーブを連発。昇格戦線を占う一戦はスコアレスドローに

2016年03月14日 前島芳雄

決定力を欠いた清水のFW陣は、減点せざるを得ない。

【警告】清水=六平(16分) 松本=飯田(72分)、喜山(74分)、工藤(81分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】シュミット・ダニエル(松本)

【チーム採点・寸評】
清水 5.5
特に精彩を欠く選手もなく、内容は悪くなかった。しかし、点を取りきれなかったのは問題で、チームとしては減点要素。
 
松本 6
攻撃は狙い通りに作れなかったが、劣勢のなかでも守備に破綻はなし。アウェーでの0-0は及第点だ。
 
【清水|採点・寸評】
GK
1 西部洋平 6
ピンチはほぼなかったが、急造CBコンビを声で落ち着かせ、クロス対応でも存在感を発揮。
 
DF
4 鎌田翔雅 6
開幕からの動きの良さを維持し、ゴール前にも積極的に入っていった。あとはクロスの質か。
 
15 ビョン・ジュンボン 6
リーグ戦初出場。ミスもあったが、落ち着いたプレーを見せ、得意の縦パスも披露。
 
2 三浦弦太 6
ビョン・ジュンボンとの急造CBコンビにも慌てることなく対人の強さを発揮し、ビルドアップの面も向上。
 
38 福村貴幸 6
冷静にパスをつなぎながら左の起点になる。深い位置まで侵入してクロスを上げる場面も。
 
MF
16 六平光成 6
過去2戦より厳しいプレスを受けたが、冷静にボールをキープして流れを引き寄せた。
 
7 本田拓也 6(77分OUT)
安定したプレーは過去2試合と同様で、73分の危ない場面もよく戻ってシュートを阻止した。
 
8 石毛秀樹 6
攻守にハードワークを続け、効果的な動きやシュートが増えてきた。最後の質はまだ不足。
 
17 河井陽介 6(75分OUT)
前節ほど光る働きは見せられなかったが、視野の広さと冷静な状況判断で貴重な存在に。
 
FW
10 大前元紀 5.5
効果的な動きを続け、シュートもチーム最多だが、58分の決定機を逃すなどフィニッシュに不満が。
 
23 北川航也 5.5(82分OUT)
守備でのハードワークは続けているが、ボールが足につかない場面が目立つ。シュートも0本。
 
交代出場
MF
11 村田和哉 6(75分IN)
効果的な使われ方をするシーンが増え、最後に決定機に顔を出したが決めきれず。
 
MF
20 竹内 涼 ―(77分IN)
中盤から効果的な縦パスを連発し、最後の猛攻に貢献したが、ミドルシュートには力みも。
 
FW
19 ミッチェル・デューク ―(82分IN)
出場時間は短いが、コンディションやボールタッチは良くなってきた。今後に期待。
 
監督
小林伸二 5.5
戦術や交代策に破綻はなかったが、ホームで2試合連続無得点はやはり期待を裏切る結果。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ好セーブを見せたGKシュミット・ダニエルをMOMに。

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