憧れは小林悠。川崎の高卒FW神田奏真が垣間見せたストライカーの資質

2024年01月20日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「出たら全部決めてやろうと」

静岡学園高出身の神田。ストライカーとして多くを学びたい。写真:滝川敏之

 1月20日に行なわれた川崎の新体制会見で、ギラつきを放つストライカーになりそうな予感を漂わせる高卒FWが紹介された。

 静岡学園高から加入した神田奏真である。

 憧れは、川崎の大先輩である小林悠だ。

「悠さんは動き出しの部分もそうですし、身長や体重も僕は同じくらいで(神田は178センチ・72キロ、小林は177センチ・72キロ)、得点王になっている。自分もそうなれるように」

 小林といえば、常にゴールを狙い続ける、まさにストライカーと呼べる選手で、36歳で迎える今季も「ギラギラしていたい」と語っていたのが印象的だ。

 サッカーを始めた時から得点にこだわりを持ち続けていたという神田も「選手権もそうでしたし、出たら全部決めてやろうと思っていました」と力強い言葉を残し、新人ながら「試合ってなったら、譲れないものがあるので、どんどんチャレンジしたい」と決意する。

 その意味でも神田にとって小林は理想的な選手像であり、新助っ人FWエリソン、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスらが身近にいる環境も魅力的だろう。

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 静岡学園高の先輩である大島僚太には、他の新人選手らとともに、すでに食事に連れていってもらったという。

「見たままの優しい先輩です」という大島から教わることも多そうだ。

「自分は一番下から這い上がっていくだけなので、どんどんチャレンジして、少しでも早くピッチに立てるように頑張っていきたいです」

 高卒選手がいきなり活躍する例は限られる。それでもギラつきを放って挑む姿を示せれば、自ずと道は開けるに違いない。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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