【J1】終了間際の齋藤弾で横浜が今季初勝利! セットプレーから10人で守る新潟を攻略

2016年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

大卒ルーキーの富樫が先制点。

横浜の富樫が鮮烈な先制弾を奪う。大卒ルーキーが結果を残した。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグ第1ステージ・3節の新潟対横浜は3月12日、デンカビッグスワンスタジアムで15時にキックオフされた。
 
 前節まで勝利のないアウェーの横浜は関東学院大卒の富樫、ユースからトップ昇格した18歳の遠藤というふたりのルーキーを起用。モンバエルツ監督の思い切ったこの采配が奏功する。
 
 25分、左サイドから下平のパスを受けた富樫が上手くDFを身体でブロックしながら裏へ抜け出す。そのまま一気にゴール前へ入り込むと、左足で強烈なシュートを叩き込んだ。先手を奪った横浜は、その後もカウンターから遠藤がアグレッシブな仕掛けを見せるなど、勢いに乗った攻撃を見せる。
 
 一方の新潟は横浜の堅い守備を打開できない時間帯が続いたが、32分に小泉からのパスを受けた田中がペナルティエリア内に侵入してシュートを放つ。枠は捉えきれなかったものの、反撃の姿勢を強める。
 
 前半を横浜の1点リードで折り返すと、後半立ち上がりにリズムを掴んだのはホームの新潟だった。開始早々の47分、左サイドのショートコーナーから小林のクロスに、ラファエル・シルバが飛び込み、頭で合わせてゴールネットを揺らした。新潟が同点に追いつく。
 
 しかし新潟は、62分に痛恨の退場者を出してしまう。右サイドから仕掛けたR・シルバが、ペナルティエリア内に侵入して相手DFを抜きにかかり転倒。これがシミュレーションの反則をとられ、この日2枚目のイエローカードとなったR・シルバは退場処分となってしまった。
 
 その後は横浜が圧倒的にボールを支配し、新潟ゴールに襲い掛かろうとするが、自陣に引いて守りを固める新潟に対し、横浜は決定的な場面を作ることができず、打開策を見出せない。
 
 しかし89分、横浜はセットプレーからチャンスを掴む。中村のクロスからこぼれ球を齋藤が押し込んでついに勝ち越し。横浜が2-1とリードする。
 
 結局、試合は2-1でタイムアップ。横浜が今季初勝利を飾った。終盤に勝点を逃した新潟は1勝2敗となった。
 
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