ラツィオの鎌田大地は、アジアカップの日本代表メンバーに含まれなかった。それでも、イタリアのメディアとサッカーファンはある程度アジアカップに注目しているかもしれない。ロベルト・マンチーニ監督がサウジアラビア代表を率いているからだ。

　マンチーニがアッズーリ（イタリア代表）の指揮官を電撃退任したことは、カルチョの国を大きく揺るがした。EURO2024予選の途中、それも出場権獲得が懸かる重要な試合を目前に中東へ去ったからだ。年俸が高額と報じられたことも批判を後押しした。

　そのマンチーニについて、イタリア『TUTTOmercatoWEB』は、「ひとりのイタリア人が大会に参加する。サウジアラビアを率いる我らがロベルト・マンチーニだ」と報じた。

「フレンドリーマッチでの落胆のパフォーマンスの数々で、元イタリア代表監督にはすでに大きな注目が集まっている。納得の大会として挽回しなければならないだろう」

　ただ、サウジアラビアは大会の優勝候補にあげられていない。特に有力視されているのが、カタール・ワールドカップでの奮闘と以降の好調ぶりで高く評価されている日本代表だ。

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　TUTTOmercatoWEBは「日本と韓国が優勝の有力候補だ」と報じている。

「かたやカオル・ミトマ、かたやソン・フンミンと、アジア最高の選手たちを誇る。メフディ・タレミとローマ所属のサルダル・アズムンのイランにも注意だ」

　森保一監督率いるサムライブルーは、14日のグループステージ初戦でベトナムと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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