「もう一度挑戦!」川島永嗣が新体制発表会見で14年ぶりJ復帰の心境を語る。磐田の横内監督も「すべてを還元してほしい」と期待

2024年01月13日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

半年間の無所属期間については...

2010年の川崎時代以来、14年ぶりにJリーグへ復帰した川島。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ジュビロ磐田は1月13日、2024シーズンに向けた新体制発表会見を実施した。

 15人もの新戦力を加えた磐田。なかでも注目の選手のひとりが、2010年に所属していた川崎フロンターレ以来、14年ぶりにJリーグへ復帰した川島永嗣だ。

「自分では日本に戻ってくるという感覚ではなく、もう一度挑戦するという気持ちのほうが強い」という40歳のレジェンドGKは、2022-23シーズン終了後に、18年から所属していたフランスのストラスブールを退団。この半年間は無所属だった。

 その期間も、「生活スタイルもあんまり変わってなかったし、トレーニングして、休息して、あとは子供も小さいので、家族との時間を過ごしていました。(所属)チームはなかったですけど、あまり生活のスタイルは変わってなかった」という。

 J復帰に際して磐田を選んだ理由は、元日本代表コーチの横内昭展監督、元日本代表の藤田俊哉スポーツダイレクターや川口能活GKコーチの名前を挙げ、「ジュビロ磐田が素晴らしい、魅力のあるクラブだというのが1番大きいです。そのなかで、今まで自分がやってきたことを共有できる方たちと一緒にやれることも大きかった」とし、以下のように意気込みを語った。

「他の選手よりは、いろんなことを経験させてもらってます。13年間ヨーロッパでもプレーさせてもらってます。その経験をチームにも還元できるかなと」
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 横内監督は川島に対して以下のように期待を寄せている。

「永嗣の経験値は、日本人サッカープレイヤーでも稀な存在だと思っています。しかも、ゴールキーパーとしてヨーロッパで13年プレーし続けた。僕もJFAで仕事してた時に、その難しさ、大変さは理解してます。

 そういう意味でも、そのすべてをジュビロ磐田というクラブに還元してほしい。プレー面ももちろん、メンタルの面でも、サッカーに取り組む姿勢でも、そういうものすべてを還元してほしい。(今のジュビロは)若い選手も増えてきました。彼らにはそんなところをひとつでも多く盗んで自分のものにしてほしいです」

 背番号「1」を託された守護神は、磐田をワンランク上のチームへと押し上げるべく、チームに刺激を与えられるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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