「湘南のスタイルは自分に合っている」ルキアンが湘南の新エースに名乗り! 福岡FWウェリントンからは「決まって良かったね」と後押し

2024年01月13日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

「ルキアンに背負われたら何をしても無駄」

新ストライカーとして期待が集まるルキアン。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 湘南ベルマーレは1月13日、2024年シーズンに向けた新体制発表会を実施した。

 登壇した新加入選手4人のなかで最も注目が集まるのは、アビスパ福岡から加わったFWルキアンだろう。

 湘南の昨季の総得点は40。そのうちの13ゴールを挙げた大橋祐紀が今オフにサンフレッチェ広島へ。9得点をマークした町野修斗は、2023年の夏にドイツ2部のホルシュタイン・キールに移籍した。チームの半分以上の得点を挙げて攻撃を牽引したふたりの後釜として、このブラジリアンにかかる期待は大きい。

 イベント終了後の囲み会見で、ルキアンは覚悟を語った。

「どのチームでも外国籍選手に対する期待は大きいと思うので、応えられるような活躍を見せたい。自分も長く日本でやっているので、その経験を生かして戦いたい」
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 新たに11番を背負う点取り屋の武器は、183センチ・87キロの屈強なフィジカルと、一瞬のスピードだ。

 かつてジュビロ磐田でともにプレーし、対戦相手としてもマッチアップした湘南の新加入MF鈴木雄斗も「ルキアンに背負われたら何をしても無駄だと思って諦めていた」と言うほど、ルキアンの"強さ"は頭抜けている。

 そして彼の特徴は、前線で時間を作るプレーを求められる湘南でこそ存分に発揮されるはずだ。ルキアン自身も戦術へのフィットには自信があるという。

「湘南のスタイルはアビスパよりも自分に合っていると感じている。アビスパでは残念ながら得点を量産できなかったが、湘南の戦い方であればゴールを奪うチャンスが増えると思う」

 最後に、福岡時代の同僚で、13~14年と21~22年に湘南に在籍したウェリントンからのメッセージも明かしてくれた。

「決まった後に細かいことを話す機会はなかったが、ウェリは湘南のことがすごく好きな選手で、シーズン中に湘南の話はたくさん聞いた。(自身の)移籍が発表された時に『チームの雰囲気も、地域も、選手たちもすごく良いから、決まって良かったね』というメッセージを貰った」

 献身性に富んだストライカーが、湘南の新エースに名乗りを上げるか。22年の町野(13得点)、23年の大橋(13点)に次ぐシーズンふた桁得点に期待したい。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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