１月12日に2024年シーズンに向けて始動した川崎において、ひときわ注目を浴びたのが、ブラジル人の新助っ人ストライカー、エリソンである。

　180センチ・83キロの姿で、目を引くのは筋骨隆々の身体であり、臀部の大きさである。

「パワー、スピード、シュート」と自身の武器を語る24歳は、憧れの存在に同じレフティでパワフルな点取り屋だったふたりのブラジル人の名を挙げる。

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「ピッチの中、外もそうですが、常にリスペクトし、自分が学んできたのはアドリアーノ選手ですね。そしてフッキ選手です。（フッキは）プロとして素晴らしい選手ですし、相手に脅威をもたらす存在だと感じます」

　そう言われてみれば、かつてJリーグでも驚異的な力を見せた元ブラジル代表FWフッキにプレースタイルや、身体つきも似ているように映る。

　期待されるのは、昨季まで川崎に所属した元セレソンFWのレアンドロ・ダミアンの穴を埋めるような、いやそれ以上の活躍である。

　合流したばかりで実力は未知数。もっとも、鬼木達監督が「前線の選手は多いのでユーティリティさと言いますか、そういうものも日本でやっていくには重要になってくると感じます。パワーはあると思うので、いろんな組み合わせを考えていければ」と語るなかで、パワフルな活躍に期待したい。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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