【ヨーロッパリーグ】ドルトムント、危なげなくホームゲームでの任務を完遂!――ドルトムント 3-0 トッテナム

2016年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

香川は82分に登場。3試合ぶりの出場で好パスを1本通した。

(C) SOCCER DIGEST

 3月10日(現地時間)、ヨーロッパリーグ・ラウンド16第1レグで、ドルトムントはホームでイングランドのトッテナムを3-0で下した。
 
 ともに国内リーグでは2位につけており、拮抗した勝負が予想されたが、実際はホームチームのワンサイドゲームとなった。
 
 ファーストシュートこそトッテナムのエリクセンが放ったものの、試合は序盤からドルトムントが攻勢に立つ。
 
 正確な縦パスが入り、そこから素早いパスワークと連動性によってトッテナムDF陣を翻弄。オーバメヤン、ロイス、ムヒタリアンがキレのあるプレーを見せた他、右サイドのドゥルム、左サイドのシュメルツァーが躍動感溢れる効果的なプレーでチャンスを作った。
 
 先制点は30分。左サイドでの細かいパス回しからシュメルツァーがクロスを入れ、これにオーバメヤンが頭で合わせてゴールネットを揺すった。
 
 好勝負となった5日前のバイエルン戦(0-0)で感触を掴んだのか、プレッシャーの緩いトッテナムに対し、ドルトムントは攻撃面で次々に良いかたちを作る。前半は1点リードで終えたが、2点目を奪えなかったことが惜しまれるほどの一方的な試合だった。
 
 後半も流れは変わらず、ドルトムントは効果的な縦横のパスでトッテナムを揺さぶり、チャンスを量産していく。
 
 いくつかのシュートを放った後の61分、ショートコーナーからカストロがセンタリング、これをスボティッチが頭でコースを変え、最後はロイスが角度のない位置から豪快に突き刺して2点目を奪った。
 
 これで勝負はあったが、第2レグに向けて多くの得点を挙げておきたいドルトムントは攻撃の手を緩めず、70分、ヴァイグルの縦パスを受けたオーバメヤンがドリブルで横に流れてカストロへ。ダイレクトで前線にパスが送られると、待ち受けたロイスが再び決め、3点目を奪った。
 
 絶対的安全圏に入ったドルトムント。その後もトッテナムに隙を見せることなく、逆に相手の裏を突くパスでチャンスを作りながら時間を過ごして完勝を飾った。
 
 香川は82 分にオーバメヤンに代わり、ブンデスリーガ23節のホッフェンハイム戦以来、3試合ぶりにピッチに立った。右サイドのカストロに鋭い縦パスを通したが、勝負の決した試合で大きな見せ場を作ることはなかった。
 
 ホームでの第1戦でなすべき任務を完遂したドルトムント。3月17日の第2レグ、大きなアドバンテージを持ってロンドンのホワイトハートレーンへ乗り込むこととなる。
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