全4得点に絡んだ青森山田の10番・芝田玲、武器のセットプレーは黒田前監督が伝授「口酸っぱく言われて…」【選手権】

2024年01月04日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

ベスト8で昌平に4発快勝

前半19分には今大会初ゴールを奪った芝田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権 準々決勝]青森山田(青森)4-0 昌平(埼玉)/1月4日/駒場

 1月4日に浦和駒場スタジアムで行なわれた選手権の準々決勝で、青森山田は昌平と対戦。4-0で快勝を飾って、ベスト4進出を果たした。

 その全4得点に絡んだのが、青森山田の10番・芝田玲だ。開始3分にピンポイントクロスで小沼蒼珠の先制点をアシストすると、その2分後にも、ハーフウェーライン付近からのFKで追加点の起点となった。

 さらに前半19分、左サイドを突破した米谷壮史のマイナスの折り返しに反応。ダイレクトシュートでネットを揺らして、今大会初ゴールを奪うと、後半4分にはボックス手前の左寄りからのFKで、チームの4点目を演出した。
【厳選ショット】勢いそのままに前半だけで3ゴール!計4得点で圧勝しベスト4入り!|選手権準々決勝 青森山田4-0昌平
 圧倒的な存在感を放った青森山田の10番は、「自分のできる精一杯のプレーが勝利に繋がって嬉しいです」とほほ笑んだ。

「今大会はまだ結果を出せていませんでしたが、今日は1得点・1アシスト。ゴールに関しては、壮史が冷静に流してくれたので決めるだけでしたけど、仲間を信じて走った結果かなと思います」

 また、チームの武器となっているのが、芝田がキッカーを務めるセットプレーだ。右足から繰り出される正確無比なCKやFKが、相手の脅威となっている。本人は自身のキックについて、こう述べている。

「青森山田は黒田(剛)前監督の時からすごくセットプレーにこだわっています。2年生の時には(黒田前監督に)口酸っぱく言われて、厳しい指導を受けました。

 そのなかで自分の蹴り方が確立されて、今季もたくさんアシストを重ねてきましたし、選手権の舞台でも良いキックができていると思います」

 芝田にとっては、中学時代にプレーしたFC LAVIDA出身の元チームメイトが多く在籍する昌平を破っての4強入り。「あいつらの想いを背負って絶対に優勝したい」と2大会ぶりの全国制覇へ力を込めた。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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