「過小評価すべきではない。後半戦のサプライズとなるかも」鎌田大地の現状に伊ジャーナリストが見解。ラツィオOBは「日本代表落選にどう反応するかを見よう」

2024年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

フル出場は2試合のみ

ここまでは本領を発揮できずにいる鎌田。(C)Getty Images

 フランクフルトとの契約が満了した鎌田は、昨季のセリエAで2位となったラツィオに加入。当初はセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜として期待され、リーグ開幕から4試合連続でスタメンに名を連ねたが、以降はレギュラーの座を失っている。

 今季はここまで公式戦の21試合でピッチに立ち、フル出場は2試合のみ。ゴールは第3節ナポリ戦でマークした1点にとどまっている。周囲との連係の悪さや馴染めていない様子を頻繁に指摘され、先日発表されたアジアカップの日本代表メンバーにも選ばれなかった。

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 しかし、現役時代にローマに在籍し、引退後はジャーナリストに転身したステーファノ・インパッロメーニは、『TMW Radio』で鎌田について「私は良い選手だと思う。水から飛び出した魚のようだが、最初がそういう選手はたくさん見てきた」と述べている。

「ラツィオには待つ義務がある。特殊な選手で、マウリツィオ・サッリ監督が手を貸さなければならない。私なら失敗というらく印を押す前に待つね。トランジションで意味を与えることができる選手だ。過小評価すべきではない。後半戦のサプライズとなるかもしれないよ」

 また、ラツィオOBのブルーノ・ジョルダーノも、『Radiosei』で「100%を発揮できていないが、ちゃんといる選手だ」と、鎌田を評価した。

「日本代表落選にどう反応するかを見よう。それで誇りや代表の座を取り戻す意欲が引き出されることを願う。私は大好きだ」

 指揮官も口にしてきたように、能力は評価されているものの、その力を発揮できていないと言われる鎌田。アジアカップ不出場はイタリア、ラツィオにおける鎌田のキャリアにどう影響するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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