「カマダは重要な選手。待つべきだ」ブーイングを浴びた鎌田大地をラツィオOBが擁護!「フィジカル的、技術的なクオリティはある」

2024年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「新戦力が価値を発揮するには継続的にプレーすることが重要」

アジアカップのメンバーからも外れた鎌田。(C)Getty Images

 ラツィオにおける鎌田大地のここまでの評価は、決して芳しいものではない。だが、ある著名なOBはその力を信じていると話した。

 セリエA開幕から4試合連続でスタメンに名を連ね、昨季王者ナポリとの一戦では決勝点をあげた鎌田だが、以降はレギュラーの座を失った。ここまで公式戦21試合出場で先発出場は11試合。ゴールはナポリ戦の1点にとどまっている。アジアカップの日本代表メンバーに選出されなかったのは周知のとおりだ。

 イタリアメディアによると、鎌田とラツィオの契約は延長オプションつきの1年。つまり、このまま大きなインパクトを残せず、本人にとって満足のいく機会が与えられなければ、今季終了後の退団が有力とも言われている。可能性は低いとされるが、1月の移籍も取りざたされた。

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 だが、ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、OBのブルーノ・ジョルダーノは『Radiosei』で「来てすぐにカマダが7、8得点をあげ、タティ・カステジャノスが3か月でチーロ・インモービレになることを要求している」と話した。

「以前から言っているが、新戦力が価値を発揮するには、もう少し継続的にプレーすることが重要だ。私は、カマダは重要な選手であり、待つべきだと思う。馴染まなければいけないからだ。私は信じている。彼にはフィジカル的、技術的なクオリティがある」

 前節のフロジノーネ戦では、途中交代時に本拠地オリンピコの一部サポーターからブーイングを浴びせられた。

 試合後、マウリツィオ・サッリ監督は鎌田の内向的な性格が打開策を見つけるうえで難点になっていると話した。アジアカップ不出場が決まり、チームに残ることになった今冬、鎌田が連携を密にできるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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