Jリーグを知るふたりのタイ代表選手が語った日本戦の印象と感謝「力の差を感じたが...」

2024年01月01日 本田健介(サッカーダイジェスト)

試合には0-5で敗れる

日本戦に出場したティーラトンとエカニット・パンヤ。印象を語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[TOYO TIRES CUP 2024]日本 5-0 タイ/1月1日/国立競技場

 1月1日、日本代表は国立競技場でタイ代表と対戦。後半のゴールラッシュで5ー0で勝利を飾り、1月14日に初戦を迎えるアジアカップへ弾みをつけた。

 元日のゲームとあって、多くの観衆が詰めかけたなか、タイのサポーターも日本語の横断幕を掲げながら応援。

 タイのメンバーにはJリーグで活躍するエカニット・パンヤ(浦和)やスパチョーク・サラチャート(札幌)、かつて横浜などでプレーしたティーラトン・ブンマタンらが名を連ねた。

 彼らには今回の日本代表との試合はどう映ったのか、エカニット・パンヤはこう答える。

「日本は今の力を考えればタイより強いので、みんなでこの試合から得た学びを生かしてタイ代表を強く、日本代表レベルにできるように頑張りたいと感じました」

 またティーラトンはこう振り返った。

「まず対戦相手が日本代表で嬉しかったです。もちろん(石井正忠監督の)初めての試合で5点で負けましたが、アジアカップへの準備で改善できるはずです。

 日本戦は前半も力の差を感じ、(欧州組がより入ってきた)後半はより差を感じましたが、勉強になりました。アジアカップの準備へ前向きに考えています」

【動画】24年代表初ゴールは田中碧!
 
 さらにふたりが口にしたのはチームの垣根を越えて歓声が上がるなどしたスタジアムやファンへの想いだ。

「今日もみなさんにありがとうと伝えたいです。スタジアムに来てくださったサポーターの皆さんに感謝です」(エカニット・パンヤ)

「みなさんにありがとうございますと伝えたいです。どれだけ離れてもみなさんに応援してもらって、本当に感謝しています」(ティーラトン)

 石井監督が率いるタイ代表も、今回の日本戦を経てさらなる準備を進め、カタールで開催されるアジアカップへ挑む。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】日本代表のタイ戦出場17選手&監督の採点・寸評。5発快勝も7点台は2人のみ。MOMは先制ゴールのMF

 

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