【チャンピオンズ・リーグ・ラウンド16】マドリーとヴォルフスブルクが先勝の強みを活かして勝ち抜け

2016年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーのベスト8入りは6年連続、ヴォルフスブルクは初。

(C) SOCCER DIGEST

 3月8日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)はラウンド16第2レグの2試合が行なわれ、ホームのレアル・マドリーとヴォルフスブルクがそれぞれ勝利、準々決勝への勝ち上がりを決めた。
 
 第1レグを2-0でモノにして圧倒的有利な状況にあったマドリーに対し、得点が必要なローマは、アウェーながら積極的に攻撃を仕掛け、前半にゼコ、サラーが決定機を迎えるも、これを決めることができない。
 
 一方のマドリーは、C・ロナウドが鋭いドリブルからのシュートで勝負を決めにかかったが、こちらもゴールネットを揺するまでには至らず、試合は後半に突入した。
 
 後半、サラーが決定的な場面で枠を外したローマに対し、マドリーは64分、交代出場のバスケスのクロスに飛び込んだロナウドがゴールを破り、ここでほぼ勝負を決める。
 
 さらに68分、C・ロナウドの縦パスで抜け出したハメスが角度のない位置からGKシュチェスニーを破って2-0とし、トドメを刺した。
 
 マドリーの準々決勝進出は、6シーズン連続となる。
 
 一方、6シーズンぶり2度目のCL出場となったヴォルフスブルクは、第1レグで勝利、しかもアウェーゴールを3つも奪っていたことが大きく(3-2)、余裕を持ってホームでの一戦を迎えた。
 
 初のCLで、ヴォルフスブルク同様に初のグループリーグ突破を果たしたヘントは、最低でも2点差をつける必要があったが、序盤は幾度もホームチームにチャンスを与えてしまった。
 
 しかし、徐々にゴールに迫れるようになったヘントは、時折惜しい場面を迎える。0-0で突入した後半はより積極性を増し、選手交代などで均衡を破ろうとしたが、それは悪いかたちで実現してしまう。
 
 74分、右サイドからドレクスラーがドリブルで侵入してマイナスに折り返すと、走り込んだシュールレが豪快に蹴り込み、ヴォルフスブルクがリードを奪ったのである。
 
 これでヘントには3点が必要となり、この時点で終戦を迎えた。ヴォルフスブルクはベスト8入りを果たし、新たなクラブの歴史を創った。
 
 3月9日は、ゼニト・サンクトペテルブルク対ベンフィカ(ファーストレグはベンフィカが1-0で勝利)、チェルシー対パリ・サンジェルマン(ファーストレグはパリSGが2-1で勝利)の2試合は行なわれる予定だ。

【15-16 CL】全試合フォーメーションまとめ——決勝トーナメント1回戦
 
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