ベルギー１部のシント＝トロイデン（STVV）は12月28日、GKシュミット・ダニエルが双方合意のもとで契約を解除し、同リーグの強豪ヘントに加入すると発表した。

　第二次森保ジャパン最初の活動となった３月シリーズでは、２試合ともゴールマウスを守るなど正守護神候補だったシュミットは、しかし今夏の移籍が破談に終わった後にクラブで定位置を奪われ、出番を失った。９月シリーズ以降は、代表にも招集されていない。

　STVVで正GKの座を奪ったのが、今夏に加入した鈴木彩艶だった。欧州クラブで日本人GKがポジションを争うというケースは極めて稀だ。

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　30日に行なわれた日本代表のトレーニングの後、その鈴木に切磋琢磨してきた先輩であり、ライバルの退団について心境を訊くと、21歳の大器はこう答えた。

「シント＝トロイデンで共に移籍をしてきて、本当にレベルの高い選手だと思っているので、これからもっともっと負けないようにやっていかなければならないと思います」

　シュミットがヘントでポジションを掴めば、日本代表復帰の可能性は低くない。今度は代表の場でポジション争いをすることになるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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