「マンマークして、20分ぐらいで1点を取られて」南野拓実、17歳の時に残留を懸けた大一番で名手の“封じ役”を命じられた過去を回想「覚えてますかって言ったら...」

2023年12月29日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「なんで選ばれたのか、あまり覚えてないですけど」

名手をマンマークした過去を語った南野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は元日に開催されるタイ代表との親善試合に向けて千葉県内で調整を行なっている。

 今回のが合宿には、中村憲剛と内田篤人という元日本代表コンビが、ロールモデルコーチとして指導に加わっている。

 モナコの南野拓実は取材対応の中で、前者とのこんな思い出を明かしている。

「昔、セレッソで17歳の時、(2012年シーズンの)最終節でトップチームで試合に出た時にフロンターレとやって、セレッソは残留が懸かってて、その試合で中村憲剛さんのマンマークをやって、20分ぐらいで1点を取られてしまって、しかも憲剛さんに。という思い出があって。最終的に2-2で引き分けて残留したんですけど、『覚えてますか?』って言ったら、『覚えてるよ』って」

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 なぜ負けられない大一番で、若武者がマンマークの大役を担ったのか。南野は「機動力があって、中村憲剛対策みたいな感じで。なんで選ばれたのか、あまり覚えてないですけど」と回想している。

 そんな中村氏や親交のある内田氏がA代表のコーチをする点については、「実力と実績があった選手たちが、指示とかをやる立場ではないかもしれないですけど、現場で一緒にボールを蹴ってみて、技術の高さとか感じるし、いいエネルギーを入れてくれるんじゃないかな」と話している。

 現役を退いた後も、両者の技術は錆びついていないようだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)


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