「ミナミノの復活はスペクタクル」」南野拓実の再起に仏メディアが賛辞!「日本代表でも居場所を取り戻した」

2023年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

13試合で5ゴ―ル・4アシスト

2年目のモナコで復調した南野。(C)Getty Images

 南野拓実はモナコに移籍してから大きく苦しんだ。しかし、2年目の今季は復活を遂げている。

 リバプールで出場機会に恵まれず、2022年夏にフランスへと渡った南野だが、公式戦25試合で1ゴールと結果を出せず批判を浴びた。しかし、旧知のアディ・ヒュッター監督が就任した今季は、開幕から4試合で3ゴ―ル・3アシストとロケットスタート。ここまでリーグ・アンの16試合中13試合で先発出場し、5得点・4アシストをあげている。

 フランスメディア『Get French Football News』は12月26日、「タクミ・ミナミノは忍耐が美徳であることを証明している」と報じた。

「モナコでの1年目は落胆に終わったと言って過言ではない。公式戦25試合出場でわずか1得点。数字だけではない。チームメイトと波長が合っていないようで、調子と自信を欠き、代表の座も失った。夏には損切をして前進すべきとの声も強かったほどだ。だが、クラブは2年目の復活を信じた。当時はかなり根拠のない楽観論に思われたが、次第にそうではないと証明されたのだ」

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 同メディアは「ミナミノの復活はスペクタクルだった。すでに5得点と昨季をやすやすと上回り、4アシストも昨季と並んでいる」と称賛。「ボディランゲージや全般的なピッチ上での姿勢も変わった」と、南野の変化を伝えている。

「今季はもっと断固たる姿勢だ。チームメイトから望んでいたパスがこなければ、それを伝える。ミナミノの向上の大きな要因であるこの改善もあり、時間はかかったが、完全に溶け込むことができたようだ」

「序盤ほど得点力がないとはいえ、彼はアレクサンドル・ゴロビンと並んでモナコの創造力の要だ。何か月にもわたってマイナスの存在だったのとはまったく違っている。今、ミナミノは日本代表でも居場所を取り戻し、そのキャリアに再び火をつけた。モナコの忍耐と楽観が報われたのだ」

 調子を上げたことで、プレミアリーグのクラブからの関心も再び噂されるようになった。南野の今後に期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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