悩めるマンUが劇的な逆転勝利!指揮官は上機嫌「メリークリスマスとは言わなかったよ!」「並のチームじゃできない」

2023年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

1日遅れのクリスマスプレゼント

プレミア初ゴールとなる決勝点を叩き込み、雄叫びを上げるホイルンド(左端)。(C)Getty Images

 現地時間12月26日に開催されたプレミアリーグ第19節で、マンチェスター・ユナイテッドはアストン・ビラとホームで対戦。前半で2点のビハインドを負うも、後半中盤のアレハンドロ・ガルナチョの連続ゴールで追いつくと、82分にラスムス・ホイルンドがCKのこぼれ球を押し込み、3-2で劇的な逆転勝利を収めた。

 チャンピオンズリーグのグループステージ最下位に終わり、直近4戦未勝利、7試合でわずか1勝と重苦しい雰囲気が漂っていたユナイテッド。しかし、クリスマス翌日に怒涛の反撃を見せ、オールド・トラフォードのファンへ1日遅れのプレゼントを届けた。

 クラブ公式サイトによれば、エリク・テン・ハーフ監督は試合後、「ファンにとっても相応しい結果だ。彼らはいつも私たちを応援してくれる。我々は多くの逆境を経験してきたなかで、今日のチームパフォーマンスには本当に満足している」と手応えを示した。

「前半戦の多くの挫折に、チームはどう対処できるのか。選手たちは逞しく、気持ちや個性を発揮して挽回してくれた。彼らはハードワークの報いを受けたんだ。実際、信じられないほど多くの挫折を味わってきた。並のチームには対応できないが、このチームにはそれができる。0-2で負けていた状況でも、今シーズンの流れがあっても、自信と信念を持ち続けている。彼らは戦い続け、報われた」
【動画】ホイルンドのプレミア初ゴールが劇的な逆転弾!
 ハーフタイムの指示については、ご機嫌なジョークを交え、「メリークリスマスとは言わなかったよ!信じ続けろと言った。試合開始から終了まで、スピリットと信念を持って試合に勝つチームを見ていたいと言ったんだ。何が起こってもだ。ハーフタイムにもそのメッセージを繰り返し伝えた」と説明。やはり、信じ続ける重要性を口酸っぱく伝えていたようだ。

「前半が終わった時点では残念な気持ちになったし、これが今シーズンのこれまでの流れでもある。何度となく悪い状況を経験してきたなかで、私はこのチームの気持ちの強さを知っている。

(セットプレーからの失点は)とてもフラストレーションが溜まったが、フットボールでは起こり得る。回避しないといけない部分だ。仕事をこなさないと。乗り越えるのは簡単ではないが、今日はそれをやってのけた。それだけこの試合に勝ちたいと思っていたからだ」

 20歳の新星ホイルンドのプレミア初ゴールも飛び出し、5試合ぶりに白星を挙げたユナイテッド。勢いそのままに、ノッティンガム・フォレストとの年内最終戦も勝利なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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