「ここまでは謎」「満足できるはずがない」厳しい評価の鎌田大地、それでも1月の移籍はなしか。地元メディアが見解「ラツィオは放出したくない」

2023年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が公に選択を後悔していると言ったことはない」

今冬の去就が注目されている鎌田。(C)Getty Images

 ラツィオで思うように出場機会を得られない状況から、鎌田大地は去就が騒がれている。

 チームの戦術的バランスからルイス・アルベルトと共存できないとするマウリツィオ・サッリ監督の下で、鎌田はリーグ戦出場13試合(先発6)。現地メディアからは厳しい採点をつけられてきた。

 同じ新戦力のマテオ・ゲンドゥジが台頭し、入れ替わるように出番を失っていった鎌田は、リーグやチームに適応できていないとの見方が少なくない。

 ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』は12月21日、鎌田を「ここまでほぼ謎の物体」と表現し、「カマダはもっと違う期待をしていた。満足できるはずがない」と伝えた。

「彼が公に選択を後悔していると言ったことはなく、ローマでは快適に過ごしている。だが、もっと試合に出たいと望んでいるのだ」

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 鎌田の契約は延長オプションつきの1年と報じられている。延長に至らなければ、今季限りで再びフリー移籍することになるわけだ。そしてここまでのインパクトから、ラツィオにおける鎌田の挑戦は長く続かないとの声は増している。1月移籍の可能性に触れる報道もあった。

 シーズン後の契約延長オプション行使に関して、La Lazio Siamo Noiは「まだ早すぎで、より状況が明確になる春に話し合われるだろう」と伝えている。

「直近では1月移籍の可能性まで噂になった。だが、ラツィオにとってカマダは議論の余地なく、センセーショナルなオファーが届かない限り、冬のマーケットで放出したくないと望んでいる。そして現時点でそのオファーは届きそうにない。だから、1月は動かない。クラブはそう漏らしている。あとは夏に様子を見よう」

 次回のワールドカップを目指す27歳の鎌田にとって、時間は無限ではない。厳しい状況が続くなか、環境を変えるべきとの見方もあるだろう。冬の移籍市場とアジアカップを前に、日本代表MFはどのように考えているだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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