「大好きな新潟を離れることは本当に寂しい」オランダ移籍の三戸舜介が想い伝える「一度きりの人生だからと決断いたしました」

2023年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にこのチームを選んで良かった」

オランダのスパルタに新天地を求めた三戸。写真:鈴木颯太朗

 アルビレックス新潟は12月22日、三戸舜介のスパルタ・ロッテルダム(オランダリーグ1部)への完全移籍を発表した。

 2021年に新潟でプロキャリアをスタートさせた21歳MFは、3年目の今季も主力として奮闘。ベストヤングプレーヤー賞に輝く活躍ぶりだった。

 来夏のパリ五輪出場を目ざすU-22代表にも名を連ねる若きアタッカーは、クラブの公式HPを通じて、新潟への想いを伝えた。
【画像】新天地のユニを手に持つ三戸
「アルビレックス新潟が自分のことを迎え入れてくれたことが、すべての始まりだと思っています。とても素晴らしいクラブの雰囲気の中、成長を求めて努力し続けるチームメイトと切磋琢磨してきました。だからこそ、今があります。本当にこのチームを選んで良かったです。

 自分にとって、プロサッカー選手になることはひとつの目標でした。プロとして歩み始めたとき、自分が海外でプレーすることは、ぼんやりとした夢でしかありませんでしたが、日本のトップレベルや世界のレベルを体感するほどに、もっと上に行きたいと感じ、夢はいつの間にか目標となっていました。

 そして、このたびいただいたチャンスに挑戦したいと強く思い、一度きりの人生だからと海外でプレーすることを決断いたしました。新潟で培ってきたものを発揮しながら、チームの信頼の獲得や試合出場を目指し、しっかりと結果を残してチームの勝利に貢献したいです。

 また、新潟サポーターの一人ひとりに感謝したいです。世代別の日本代表の活動に参加しているとき、共に参加した選手たちから、「新潟サポーターはすごいね」と、よく言われました。そのたびに嬉しい気持ちになりましたし、新潟を誇らしく感じることができました。そんな皆さんが、ホームでもアウェイでもつくり上げてくださる一体感や熱気に触れ、プレーで応えたいと思いながら戦ってきたつもりです。

 自分がアルビレックス新潟を離れることに、いろいろな意見があると思います。正直に言うと、大好きな新潟を離れることは本当に寂しいです。それでも、目指していた場所に挑戦することを決めました。わがままかもしれませんが、これからも応援してほしいです。

 三戸ちゃんから、三戸さんと呼ばれるように、がんばってきます!3年間、本当にありがとうございました!」

 新たな一歩を踏み出した三戸のさらなる成長に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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