最下位のシェフィールド・U相手にやや苦戦
パーマーなど若くて才能のある選手が多いチェルシー。(C)Getty Images
12月16日にスタンフォード・ブリッジで開催されたプレミアリーグ第17節、チェルシー対シェフィールド・ユナイテッドの試合を取材した。
最近のチェルシーを見ていると、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)を制してきた以前のチームと比べてかなり見劣りする。ここ数年、クラブは莫大な資金を投資しているのに、結局は平均的な選手しかいないのだから。
シェフィールド・U戦では、前節のエバートン戦(0-2)で負傷交代した主将のリース・ジェームズが欠場。彼は今季、ほとんど試合に出場できていない。代わってこの試合でキャプテンを務めたコナー・ギャラガーは良い選手だが、近年は常にファーストチョイスというわけではない。
私にとって、チェルシーのような偉大なクラブのキャプテンは、ナショナルチームのベストプレーヤーの一人であるべきだと思う。キャプテンは常に最高の選手というわけではないが、尊敬すべき選手でなければいけない。
チェルシーといえばフランク・ランパードやジョン・テリー、ペトル・チェフ、アシュリー・コール、ディディエ・ドログバといったレジェンドたちを連想する。現在のチームにそのようなカテゴリーに入る選手は見当たらない。
一番近いのはエンソ・フェルナンデスだろうが、彼一人ですべてをこなすことはできない。コール・パーマーとミハイロ・ムドリクはポテンシャルがあるので、将来的にはプラスになるだろう。
【動画】チェルシー対シェフィールド・Uのハイライト!
最近のチェルシーを見ていると、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)を制してきた以前のチームと比べてかなり見劣りする。ここ数年、クラブは莫大な資金を投資しているのに、結局は平均的な選手しかいないのだから。
シェフィールド・U戦では、前節のエバートン戦(0-2)で負傷交代した主将のリース・ジェームズが欠場。彼は今季、ほとんど試合に出場できていない。代わってこの試合でキャプテンを務めたコナー・ギャラガーは良い選手だが、近年は常にファーストチョイスというわけではない。
私にとって、チェルシーのような偉大なクラブのキャプテンは、ナショナルチームのベストプレーヤーの一人であるべきだと思う。キャプテンは常に最高の選手というわけではないが、尊敬すべき選手でなければいけない。
チェルシーといえばフランク・ランパードやジョン・テリー、ペトル・チェフ、アシュリー・コール、ディディエ・ドログバといったレジェンドたちを連想する。現在のチームにそのようなカテゴリーに入る選手は見当たらない。
一番近いのはエンソ・フェルナンデスだろうが、彼一人ですべてをこなすことはできない。コール・パーマーとミハイロ・ムドリクはポテンシャルがあるので、将来的にはプラスになるだろう。
【動画】チェルシー対シェフィールド・Uのハイライト!
そう、今のチェルシーは将来のために才能ある若手選手たちを獲得しており、長期的なプロジェクトのスタート地点にいるのだ。今季から指揮官に就任したマウリシオ・ポチェティーノは、ジョゼ・モウリーニョやカルロ・アンチェロッティといった過去にこのクラブで成功を収めた名将と同じように優れた監督である。
しかし、チェルシーにとって問題なのは、今季、欧州のコンペティションを戦っていないことだ。もしCLやヨーロッパリーグに参戦していれば、経験値が増え、よりチームとしてまとまれていただろう。
今回のシェフィールド・U戦は、ハーフタイムまでは均衡していて、後半にパーマーとニコラス・ジャクソンがゴールを決めて2-0で勝利した。しかし、チェルシーのようなチームがプレミア最下位のクラブと接戦を演じるべきではない。
スタジアムのチェルシーファンはホームゲームにもかかわらず、試合開始からしばらくはとても静かだった。以前ならそんな光景はなかったはずだ。すべては未来のためだが、彼らの忍耐がいつまで続くのかはわからない。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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しかし、チェルシーにとって問題なのは、今季、欧州のコンペティションを戦っていないことだ。もしCLやヨーロッパリーグに参戦していれば、経験値が増え、よりチームとしてまとまれていただろう。
今回のシェフィールド・U戦は、ハーフタイムまでは均衡していて、後半にパーマーとニコラス・ジャクソンがゴールを決めて2-0で勝利した。しかし、チェルシーのようなチームがプレミア最下位のクラブと接戦を演じるべきではない。
スタジアムのチェルシーファンはホームゲームにもかかわらず、試合開始からしばらくはとても静かだった。以前ならそんな光景はなかったはずだ。すべては未来のためだが、彼らの忍耐がいつまで続くのかはわからない。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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