【J1採点&寸評】甲府×G大阪|点差以上の力の差。G大阪に支配され、甲府のチャンスは…

2016年03月06日 渡辺 功

GK河田の活躍がなければ、大量失点していたはずだ。

【警告】甲府=松橋(79分) G大阪=倉田(55分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長沢 駿(G大阪)

【チーム採点・寸評】
甲府 4.5
風上を利用して前半に先制したかったが、そのプランが崩れると打つ手なし。後半はアディショナルタイムに入るまで、シュートらしいシュートもなかった。
 
G大阪 6
苦しい台所事情のなか、若手選手がベンチの起用に応える活躍。先制した後は、高い技術でボールを保持し、甲府にまったく決定機を与えなかった。
 
【甲府|選手採点】
GK
21 河田晃兵 6
決定的なシュートを何度も阻止。彼の好セーブがなかったら、もっと早い時間に試合は決まっていた。

DF
41 土屋征夫 4.5(61分OUT)
試合の入りが良くなかった。宇佐美の仕掛けに対して、終始後手を踏むことに。
 
4 山本英臣 5
珍しくDF同士の連係が乱れる場面も。後半は前に向かう姿勢を見せ、孤軍奮闘の感。
 
17 津田琢磨 5
8分、17分のシュートブロックは見事だっただけに、失点シーンは痛恨。
 
MF
5 新里 亮 5(61分OUT)
フリーで初瀬にクロスを上げられる遠因に。攻撃時のクロスの精度は高まっている。
 
30 保坂一成 5.5
今季初先発。前半は球離れ良くリズムを作り、相手ゴール前に上手く潜り込む場面もあった。
 
8 新井涼平 5
ボランチと右ストッパーでプレー。前半に見せた、前でのカットを攻撃につなげるようなプレーをもっと増やしたい。
 
16 松橋 優 5
攻撃時のキックの精度がいまひとつ。守備に忙殺されて、試合終盤はガス欠気味。
 
FW
23 稲垣 祥 5
2列目にいる時間帯からボランチのような働き。開幕戦のような前線3人の関係は作れず。
 
9 ニウソン 5
敵陣浅くだとボールは収まったが、ペナルティエリア近くになると、空中戦で競り負けた。
 
10 クリスティアーノ 5(76分OUT)
先制を許してからは、苛立ちも目立ち、"悪いほう"のクリスティアーノが出てしまっていた。
 
交代出場
FW
14 田中佑昌 5(61分IN)
「相手ボランチの脇を使って仕掛けたかった」(佐久間監督)が、効果的なボールは受けられず。
 
MF
2 福田健介 5.5(61分IN)
活きる場面が訪れず。彼がいる時はセットプレーのキッカーを任せて、クリスティアーノはゴール近くにいてもよさそう。
 
FW
25 森 晃太 -(76分IN)
18歳ルーキーがプロデビュー。気持ちの落ちついたアディショナルタイムに、カットインからシュート1本。
 
監督
佐久間悟 4.5
リードを奪われてからも、2点目を失いたくない意識が強く出て、選手交替も機能しなかった。

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※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ対甲府5戦連発こそ逃したが、宇佐美は鋭い突破で守備を崩した。

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