【J1】公式戦5試合目で、G大阪がようやく今季初勝利。長沢のヘッドで甲府に1-0

2016年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ルーキー初瀬のクロスを完璧に合わせてネットを揺らす。

得意のヘッドで決勝点を叩き込んだ長沢(20番)。Jデビューとなった初瀬のクロスも素晴らしかった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグ・2節は3月6日、各地で4試合が開催。13時キックオフの試合では、クラブ史上初のJ1開幕2連勝を狙う甲府が、G大阪をホームに迎えた。
 
 甲府は別メニュー調整中の黒木以外は、開幕戦と同じメンバー。G大阪は、ルーキーの初瀬を左SBで先発に抜擢するなど、6人を入れ替えてきた。
 
 試合は両チームとも攻撃的な姿勢を打ち出し、立ち上がりから面白い攻防となった。
 
 G大阪が宇佐美の仕掛けでゴールを脅かせば、甲府はクリスティアーノからの大きなサイドチェンジでチャンスにつなげる。
 
 どちらにゴールが生まれてもおかしくない展開のなか、先制したのはG大阪だった。
 
 36分、遠藤のパスを受けた初瀬が左サイドからクロス。これを長沢がヘッドで合わせてネットを揺らした。初瀬はJリーグデビューで初アシスト。精度抜群の左足クロスでゴールを演出した。
 
 前半はそのままG大阪の1リードで終了。後半に入ると、G大阪はボールをキープして甲府の出方をうかがいながら、慎重に試合を進めた。
 
 一方の甲府は、得点を狙って大胆な選手交代を敢行する。61分に守備力が持ち味の土屋、新里に代え、攻撃力が売りの福田、田中を投入。さらに、76分にルーキーのFW森を入れ、早い段階で3人の交代枠を使い切った。
 
 しかし、甲府は人数を割いて守備を固めるG大阪を崩せない。むしろ、前がかりになった裏を突かれてG大阪の宇佐美に決定的なシュートを許すなど、あわや失点というピンチを度々迎えた。
 
 結局、その後はどちらのチームにもゴールは生まれず試合は終了。G大阪が1-0で勝利した。
 
 2月20日のゼロックス・スーパーカップから、公式戦4試合連続勝ちなしと苦しんでいたG大阪が、ようやく今季初勝利。甲府はクラブ初のJ1開幕2連勝を逃した。
 
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