「私たちはエンドウを見つけた。並外れた選手だ」クロップ監督が陽気に遠藤航を誇示!カイセド&ラビア獲り失敗は「ラッキー」

2023年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「移籍市場で奇妙な出来事がいくつか起こった」

世界屈指の名門リバプールの一員として戦う遠藤。(C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、遠藤航を誇示した。英紙『Daily Mail』が12月12日付けで伝えている。

 4年ぶりのプレミアリーグ制覇を目ざす名門では今夏、ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンが退団。後釜のアンカーとして、ブライトンのモイセス・カイセドとサウサンプトンのロメオ・ラビアの獲得に動いたが、いずれもチェルシーとの争奪戦に敗北。そこで白羽の矢が立ったのが、ブンデスリーガで2年連続のデュエル王に輝いた遠藤だった。

 急転直下でリバプール入りを果たした日本代表キャプテンは、加入翌日にいきなり新天地デビューを果たし、現在までに全公式戦で18試合に出場。先日のフルアム戦(4-3)では、土壇場でプレミアリーグ初ゴールとなる値千金の同点弾を叩き込み、強烈なインパクトを放った。

 クロップ監督は本拠地アンフィールドでのイベントで、そんな頼もしい新戦力に言及。今夏の補強を振り返るなかで、遠藤と同時期に加入したアレクシス・マカリステル、ドミニク・ソボスライを含めて、大きな手応えを示すとともに、"逃がした魚"をいじった。
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「移籍市場で奇妙な出来事がいくつか起こったが、ここだけの話、『なんてこった!なんてラッキーなんだ』って感じだ。その瞬間には分からなかったし、そう感じなかったけど、上手くいって本当に嬉しいよ。こんなことになるなんてね」

 就任9年目に突入したドイツ人指揮官はまた、陽気にこう伝えた。

「他の守備的なセントラル・ミッドフィルダーがリバプールに入りたがらないのは明らかだ。何が起こったか、見てみてくれ。それで私たちはエンドウを見つけた。彼は並外れた選手だ」

 カイセドは超高額な移籍金で加入した割に調子は今ひとつで、ラビアにいたっては怪我でいまだデビューを果たせていない。もはや冬の移籍市場に活路を見出しつつあるチェルシーは12位に沈んでいるのに対し、リバプールは首位だ。現状の順位を見ても補強の"勝ち負け"が分かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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