トッテナムOBのジェイミー・レドナップ氏が、好不調の波が激しい古巣について語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、スタートダッシュに成功して首位に立つも、11節のチェルシー戦で初黒星を喫して以降、５戦未勝利（１分４敗）と躓き、順位は徐々に下へ。それでも12月10日のニューカッスル戦では、主将ソン・フンミンの１ゴール・２アシストの活躍などで、４－１と快勝し、１か月半ぶりに勝点３を積み上げた。

　ニューカッスル戦後に取材に応じたレドナップ氏は、苦戦を強いられた大きな要因は相次ぐ故障者にあると主張。野戦病院と化している古巣を憂いた。

「もし（ジェームズ・）マディソンや（ミッキー・）ファン・デ・フェンがいて、（クリスティアン・）ロメロが出場停止でなければ、おそらく今もリーグ首位にいただろうね。アンジェは『ベストプレーヤーが異なるポジションでプレーしなければならないのは、とても大変だ』と言っていた。マディソンは１月中旬に復帰する予定で、まだ選手を欠いた状態が続く」
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　50歳の元イングラド代表MFはまた、今夏に就任し、開幕から３か月連続で月間最優秀監督賞を受賞したポステコグルー監督を絶賛。その手腕がもたらした劇的な変化を感じているようだ。

「仕事ぶりは素晴らしい。ここ10年のスパーズは、プレミアリーグで最も見るに堪えないチームの１つだったが、彼が持ち込んだプレースタイルによって、最も見応えのあるチームになった。適切な監督の招聘で、物事がいかに早く変化するかを物語っている。

　このフットボールクラブの士気と信念が信じられないほど変わった。彼が望むものを与えてくれるよう願うよ。第一候補ではなかったけれど、とても特別な人物だからね。彼はこのクラブを立て直したんだ」

　攻撃的なフットボールを志向し、選手やファンから厚い支持を得るオーストラリア人指揮官は、悲願のタイトルに導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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