逃げ切り失敗地獄を脱出!トッテナム指揮官、6戦ぶり勝利の立役者を称賛「ソニーが流れを作った」「リッチーは本当に重要」

2023年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミア初の不名誉な記録を樹立していた

1G2Aと気を吐いたソン・フンミン(7番)を称えるポステコグルー監督。(C)Getty Images

 現地時間12月10日に開催されたプレミアリーグ第16節で、トッテナムはニューカッスルとホームで対戦。4-1で快勝を収め、6試合ぶりの白星を挙げた。

 アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、開幕10戦で無敗と好スタートを切るも、11節のチェルシー戦を1-4で落として以降、まさかの5戦未勝利(1分4敗)に。いずれも序盤で先制しながら逃げ切りに失敗しており、「各試合で1-0とリードしていたにもかかわらず、5戦未勝利」というプレミアリーグ初の不名誉な記録を樹立していた。

 立て直しが求められるなか、ニューカッスル戦ではデスティニー・ウドギーが26分に加入後初ゴールを奪い、この日も幸先良く先制すると、そこからリシャルリソンが2発。さらにソン・フンミンがPKでダメを押した後、終了間際にジョエリントンに1点を返されるも、それ以上の反撃は許さず、ついにトンネルを抜けた。

 地元メディア『football london』によれば、ポステコグルー監督は試合後の会見で、「選手たちに信念を求めていたが、今日はそれができたか?」と問われ、「そうだね、その部分では僕らのほうが良かった」と手応え十分に回答。そのうえで、主将としてチームを引っ張り、2アシストに加え、今季リーグ戦での得点数を二桁に乗せた韓国代表FWを称えた。
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「ソニーが序盤から我々の流れを作った。ボールを持てばいつでも、本当に積極的にプレーしていた。それがリーダーシップに必要な部分だ。他の選手たちもそれに乗っかって、フロントサードではこれまでよりもずっと脅威になっていた。ゴールに相応しく、少なくともあと2、3点は取れたと思う。だから、そういう面では本当に良かった」

 思うように結果を残せずにいたリシャルリソンにとっては、およそ3か月ぶりの得点となった。復調のきっかけとなる活躍に指揮官は満足気だ。

「リッチーは素晴らしかった。本当に重要な存在だ。彼とパペ(・マタール・サール)が入り、真のエネルギーを与えてくれたと思う。ミッドウィークの試合を経ての戦いで、今日はエネルギーが必要だった。とにかく全般的なエネルギーがとても良かった。そしてリッチーがストライカーとして2ゴールを決めたことは、明らかに彼にとってプラスになった」

 トッテナムは再び連勝街道をひた走れるか。ソン・フンミン&リシャルリソンの強力コンビに期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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