12月７日に「2023 J２リーグアウォーズ」が開催された。各賞が表彰されるなか、優秀監督賞にはジュビロ磐田の横内昭展監督が選ばれた。

　同監督は今季から磐田の指揮官に就任し、２位でフィニッシュ。３位で迎えた最終節で栃木に勝利し、勝点１差で追う２位の清水が水戸に引き分けたことで、逆転でJ１昇格を掴み取った。

　日本代表や広島でのコーチ経験はあるが、Jクラブで指揮を執るのは初。見事な手腕を発揮した56歳は「不安はあったが、新しいことにチャレンジする楽しみのほうが大きかった」と語る。
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　昇格を決めた直後のインタビューでは、メンバー外の選手に言及した瞬間に感極まった。この時の心境について問われると、こう明かした。

「我々はプレーオフのことまでしっかり準備をしていた。あの試合で、あそこに来れていなかった選手は、磐田で練習をやっていたところで、ああいうふうに昇格が決まって、その時に彼らがいない、一緒にその昇格を味わえなかったのがすごく、僕としては辛かった」

　常に選手のことを思いやり、チームを１つにまとめて、J１への切符を掴み取った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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