「1番の感謝を伝えたいのは…」奈良輪雄太が今季限りでの現役引退を発表。心を打たれる熱いメッセージ「みんなでラインダンスをした瞬間、一生忘れません」

2023年12月07日 サッカーダイジェストTV編集部

「なに一つ後悔はありません」

今季限りでの引退を決意した奈良輪。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 2023年12月7日、奈良輪雄太が今季限りでの現役引退を発表した。

 2010年にSAGAWA SHIGA FCでキャリアをスタートさせた奈良輪は、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレを経て、2018年から東京ヴェルディに在籍。J1通算47試合・0得点、J2通算165試合・4得点で、今季の昇格プレーオフではジェフユナイテッド千葉戦に途中出場している。

 東京VがJ1昇格を決めた後、城福浩監督はその要因を次のように話していた。

「奈良輪のようなベテラン選手の存在が大きかった。彼らの貢献を忘れてはいけない」

 心を打たれる、奈良輪の熱いメッセージは以下のとおりだ。
 
「今シーズンをもって引退します。

2023年の契約更新でみなさんに、ヴェルディ以外のクラブでプレーするつもりはない、と公表していた通り、クラブから契約を貰うことができなければスパイクを脱ぐ覚悟で1年間プレーしてきました。なので私のサッカー人生になに一つ後悔はありません。

子供の頃からサッカーを始め、サッカー選手になることが夢になり、それがいつしか目標に変わりました。様々な紆余曲折があるなかでプロサッカー選手になることができ、ここまで10年以上プロサッカー選手として生きていくことができました。プロになってからも試合になかなか出場できない、度重なる怪我など多くの困難にぶつかりました。

それでもここまで続けてこれたのは今まで所属してきたSAGAWA SHIGA FC、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、そして東京ヴェルディで一緒にプレーをしたチームメイト、お世話になった監督をはじめとするスタッフ、トレーナーの方々、そしていつも熱い応援をしてくれたスポンサー、ファン・サポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。  

その中でも1番の感謝を伝えたいのは家族です。いつもどんなときも私の一番近くであたたかく見守ってくれました。妻の宏美、娘の真央、息子の拓真、本当にありがとう。  

私のサッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です。試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、みんなでラインダンスをしたあの瞬間、一生忘れません。  

東京ヴェルディでプレーできたことは私の誇りです。本当にありがとうございました。これからの東京ヴェルディの活躍を心より願っています」

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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