「笑わずにはいられなかった」W杯開幕戦の山下主審、“検証結果”アナウンスに元英女子代表が反応。アーセナル英雄は「あのやり方が好き」【2023総集編】

2023年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「After on-field review, the decision is penalty!」

開幕戦で笛を吹いた山下主審。堂々の英語アナウンスでも話題だ。(C)Getty Images

 今年も残すところ1か月を切った。本稿では、2023年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、日本を代表するレフェリーの行動に大物が反応した話題を再掲する。

記事初掲載:2023年7月21日

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 山下良美主審の"歴史的行動"が話題だ。

 7月20日に女子ワールドカップの開幕戦がニュージーランドのオークランドで行なわれ、ホスト国のニュージーランドがノルウェーを1-0で下した。

 この一戦で山下主審は、坊薗真琴副審、手代木直美副審との日本人トリオでレフェリーを担当。注目を集めているのが、1-0となり迎えた88分だ。

 ニュージーランドのPK獲得に関して、オン・フィールド・レビューで検証することに。やがてチェックが終わると、マイクを通じて「After on-field review, the decision is penalty!(オン・フィールドレビューの結果、判定はペナルティ!)」と、会場中に堂々と宣告したのだ。

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 先のU-20ワールドカップでも見られたこの光景は、各国メディアに切り取られ、大反響となるなか、元イングランド女子代表のアレックス・スコット氏も反応。英メディア『talkSPORT』によれば、面白いシーンを見たと言い、人気の映画シリーズ『ハンガー・ゲーム』を持ち出した。

「笑わずにはいられなかった。ハンガー・ゲームの中にいるような気分だった」

 一方で、現地観戦したアーセナルのスーパーレジェンド、イアン・ライト氏は「レフェリーのあのやり方が好きなんだ」と大興奮で語った。

 野球ではジャッジに対する場内アナウンスが一般的に行なわれているが、サッカーでも今後、日常の光景となるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】アーセナル英雄が山下主審に大興奮!「That new VAR business was good!」
 

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