「ちゃんと意識するようになったのは…」田中碧がW杯に焦点を合わせたタイミングは? デビュー当時は「正直全くなかった」

2023年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「そうしているうちにW杯が見えてきて」

自身の変化について語った田中。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表MF田中碧がFIFA(国際サッカー連盟)のインタビューに応じ、1つのターニングポイントを伝えた。

 現在25歳の田中は、川崎フロンターレの下部組織から昇格し、2017年にプロキャリアをスタート。3年目にJリーグ新人王、その翌年にベストイレブンに選ばれると、東京五輪があった2021年夏にドイツ2部のデュッセルドルフに渡り、海外挑戦を果たした。

 日本代表としてはここまで24試合に出場し、カタール・ワールドカップ(W杯)でもゴールを奪うなど存在感を示す俊英が、日の丸を意識するようになったのはいつからなのか。

 インタビュアーから「川崎でのデビューから数年が経ち、あなたは世界最高峰の大会で日本のベストイレブンの一員としてプレーしました。それは全て計画の一部だったのですか?」と問われると、田中は次のように答えた。
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「正直に言うと、(計画は)全くありませんでした。子どもの頃からワールドカップに出場するのが夢ではありましたが、デビューする時に考えていたわけではありません。全てが始まった時から振り返ってみると、意外でしたね」

 そのうえで、「ちゃんと意識するようになった」タイミングを具体的にこう明かした。

「(カタールW杯の)アジア最終予選のメンバーに選ばれた時かな。(国内組で臨んだE-1選手権を除いて)初招集は興奮したし、代表の座を守りたいと思いました。そうしているうちにワールドカップが見えてきて。その時からワールドカップにフォーカスするようになりました」

 見事にその座を守り抜き、W杯でインパクトを残したが、チームは夢半ばのベスト16で敗れた。田中は「サッカーでは何が起こるか分からない。ワールドカップのトロフィーを持ち帰る最終的な目標を達成するためには、それほど重要ではない試合でも、その目標に向かって努力しながら、いかに自分たちの存在感を示せるかが鍵になる」とリベンジを誓う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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