なでしこジャパン、なぜ“10代コンビ”を初招集? 池田監督が古賀と谷川に求める新たな刺激「チーム力を上げるチャンス」

2023年11月25日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

「彼女たちが成長してメンバーに入った」

なでしこジャパンに初招集された谷川(左)と古賀(右)。(C)Getty Images

 日本サッカー協会は11月24日、国際親善試合でブラジル女子代表と対戦する日本女子代表のメンバーを発表した。11月30日、12月3日に敵地サンパウロで2試合を行なう。

 今回の選考で注目を集めたのが、17歳の古賀塔子と18歳の谷川萌々子の初招集だ。7月の女子ワールドカップではトレーニングパートナーに選ばれ、9月のアジア競技大会を戦った2人が満を持して、なでしこ入りを果たした。
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 JFAアカデミー福島所属の10代コンビを選出した理由を、池田太監督は次のように明かした。

「彼女たちの日頃のパフォーマンスや、アジア大会での存在感なども総合的に考え、このタイミングでチームに入った時にどういったプレーを見せてくれるのか。新たな刺激も含めて、チーム力を上げるチャンスと考えている」

 W杯のトレーニングパートナーという経験はもちろん、その実力を認めている。

「2人のパフォーマンスが、なでしこジャパンに入っても問題ないと判断した。トレーニングパートナーだったからというよりは、彼女たちが成長してメンバーに入った」

 指揮官が期待する2人のストロングポイントは?

「古賀はフィジカルに強みがあって、アジア大会でも対人の強さで素晴らしいものを見せてくれた。良い部分が南米のブラジル相手には通用するのかを見ていきたい。谷川は彼女の持っている展開力や攻守の強さ、上手さをチームのプラス要素として見つけていければと思う」

 ポテンシャルを秘めた俊英が、なでしこジャパンの一員として南米の強豪相手にどんなプレーを見せるか注目だ。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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