「半強制的でも行かせればいい」ウズベキスタン女子代表の本田美登里監督、指導者育成へ若い世代に異国での経験を促す「どれだけ日本が恵まれた環境なのか」

2023年11月22日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

「もっといい答えが見つけられる」

ウズベキスタン女子代表の本田監督が取材に応じた。(C)SOCCER DIGEST

 11月22日、ウズベキスタン女子代表の本田美登里監督が都内で取材に対応し、日本サッカーの指導者育成について自身の経験を踏まえて見解を示した。

 日本サッカー協会公認海外派遣指導者である本田監督は、2022年1月にウズベキスタン女子代表の指揮官に就任。パリ五輪アジア2次予選では、第2戦で、なでしこジャパンに敗戦(0-2)するも、グループCを2位で終え、最終予選進出を決めた。

 指揮官は、異国の地での指導者経験について「もちろん私も良い勉強をさせてもらったと思いますけど...」と話しつつ、次の世代にも同様の経験を積ませるべきだと述べる。
【PHOTO】スタジアムで応援した子供たちと試合直後のなでしこジャパン選手たちが笑顔でハイタッチ!
「私は、そこそこの年齢でウズベキスタンに行ったので、若い世代の人たちが一度、外に出てみればいいと思う。指導者にとっても、どれだけ日本が恵まれた環境なのかを学べる。

 ボコボコのグラウンドだけの環境で、指導しなければいけない。他にもとんでもなく寒いとか、ボールが10個しかないとか。そのなかでどういう練習をして、どういうクオリティを持ってやるのかというのを、30代、40代の人たちが経験して日本に戻ってくれば、もっと良い答えが見つけられる。協会が海外に派遣する事業のなかで、半強制的でも行かせればいいと思う」

 代表監督として結果を残す本田監督は、後進の台頭を願う。「もっと出てきてほしいと思っているし、2011年に(ワールドカップを)優勝したメンバーがたくさん指導者になってくれたらいい」と期待を込めた。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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