リバプールは遠藤航を生かせているのか? 地元メディアが見解「日本代表の力を引き出せていない」「中盤に必要」

2023年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一度に複数のタックルを仕掛けることも恐れない」

プレミアリーグではまだ出場機会が限定されている遠藤。(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航は、チームメイトのアレクシス・マカリステルが出場停止だったプレミアリーグ前節のブレントフォード戦でフル出場を果たした。

 クラブがターゲットにしていた若手たちを獲り逃した後での移籍だったこともあり、夏の移籍市場終盤に加入した遠藤はたびたびその価値が議論の的にされている。

 ユルゲン・クロップ監督は遠藤への賛辞を繰り返してきた。だが、本職ではないマカリステルがアンカーの位置を務めてきたのも確かだ。

 しかし、リバプール専門サイト『Rush The Kop』は11月19日、「リバプールはエンドウを生かせているのか?」と綴り、今後にチャンスをつかんでもおかしくないとの見解を示した。

「いくつかの最初の機会ではプレミアリーグのフィジカルさに苦しんだが、競争心とアグレッシブなスタイルを見せるようになっていった。一度に複数のタックルを仕掛けることも恐れない。それは時にリバプールの中盤に必要なことだ。これは特に、引いてカウンターを狙うチームに対して言える。エンドウのような選手は見事にそれらを止める力を持つ」

「特にカップ戦で何度か良いパフォーマンスを見せたが、全般的には最低限のコストの選手に期待された役割をこなしている。目を引くところはまったくないし、ポゼッション時は少し課題だが、継続的な出場機会が与えられれば、オールラウンドなプレーを最大限に引き出せると確信している。今は、彼を日本代表にまでした力のわずかしか引き出せていないと感じる」

【動画】相手DFは判定に不満!「レッドカード検証」の対象になった遠藤のタックル
 同メディアは、「彼にとって不運なことに、リバプールで中盤4枚はないため、先発アンカーとしての選択肢は制限されるだろう」と続けた。

「スーパーサブ、そしてスポットのスタメン出場という役割でエンドウが生かせれば、選手にとってもクラブにとってもプラスだろう」

 リバプールと遠藤は夏の移籍を"ウィンウィン"にすることができるか。そうなることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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