所属クラブのフェイエノールトでは、思うようにプレータイムを伸ばせず、まだまだ本領を発揮し切れていない上田綺世だが、日本代表では出色のパフォーマンスで完勝に導いた。

　11月16日に開催された北中米ワールドカップ・アジア２次予選の初戦で、森保ジャパンはミャンマーと対戦。５－０で圧勝した。

　この試合にCFで先発した上田は11分、南野拓実のお膳立てからヘディングシュートで先制点を挙げる。27分に鎌田大地が加点し、45＋４分には、堂安律の縦パスに抜け出した上田が、この日、２点目をゲットする。

　迎えた後半、50分に再び、南野のアシストから上田が巧みなシュートでネットを揺らし、ハットトリックを達成してみせた。日本は82分、堂安の得点でゴールラッシュを締め括った。

　抜群の決定力を見せた上田に、オランダメディア『De Telegraaf』も注目。その活躍ぶりを伝えた。
【動画】上田綺世、絶妙なワンタッチシュートでハットトリック達成！

「ロッテルダムでは出場時間が不足しているため、日本代表で発揮する必要がある。ゴールへの嗅覚に問題がないことを示すのに必要だったのは、11分だった。さらに１時間以内に２点を追加し、日本の５－０の大勝に大きく貢献した」

　記事では、「フェイエノールトでは、ウエダはトップスコアラーのサンティアゴ・ヒメネスの後継者となる予定だ」と期待。「先発の座を得られない以上、代表チームで自分の力を示せばいいのだ」と記す。

　また同メディアは、元PSVの堂安にも言及。「日本代表として的確なプレーを見せた」と評価した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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