“凱旋弾”の堂安律、なぜゴール後に喜ばず?「ストレスの方が強かった」

2023年11月16日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「取らなかったら不甲斐ない」

かつてのホームで凱旋弾を決めた堂安。(C)SOCCER DIGEST

 勝手知ったホームで決めたダメ押し点にも、笑顔はなかった。

 日本代表は11月16日、パナソニックスタジアム吹田で開催された2026年北中米ワールドカップ・アジア2次予選の初戦でミャンマーと対戦。5-0で圧勝を飾った。

 10月シリーズは、親知らずの治療のために選外となった堂安律は、ガンバ大阪時代の本拠地で、右ウイングとしてフル出場を果たす。

 前半アディショナルタイムに上田綺世が決めた3点目を見事なパスでアシストすれば、4-0で迎えた82分には、守田英正が出した浮き球のパスに反応。ゴールラッシュを締め括る5点目を奪った。

【動画】堂安、華麗なトラップからの鮮烈弾!
「ゴールは狙ってましたし、取らなかったら不甲斐ないなと思って試合を通してやってたんで、嬉しく思います」

 その言葉とは裏腹に、美弾の後も笑顔はなかった。「なぜ、喜ばなかったのか?」と問うと、10番はこう答えた。

「それまでに点を取れないストレスの方が強かったです」

 クロスバー直撃のショットなど、上田と並ぶ最多タイの6本を放ったが、なかなか決めきれず。その悔しさが、喜びをよりも勝っていたのだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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