【J2】ミラクル千葉、AT弾2発で試合をひっくり返す! 徳島は勝点3目前で…

2016年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場の吉田、長澤が殊勲のゴール!

90+2分に同点ゴールを決めた吉田。見事なヘディングシュートを突き刺した。(C) SOCCER DIGEST

 J2リーグが2月28日に開幕し、フクダ電子アリーナでは千葉対徳島が16時にキックオフされた。
 
 今季20人以上の選手の入れ替えを断行した千葉は、ニューイヤーカップ宮崎ラウンドで優勝するなどプレシーズンで好調を維持してきた。一方の徳島は長島裕明新監督のもとで3年ぶりのJ1復帰を目指す。
 
 前半を0-0で折り返した試合は、後半に入りゴール前の攻防が頻繁に見られるようになる。千葉は48分、井出のクロスからエウトンがヘディングで狙うもGK相澤の好守に阻まれる。徳島も大崎が果敢にミドルを狙うなどアグレッシブな姿勢を打ち出していく。
 
 そして59分、待望の先制点を奪ったのは徳島だった。右サイドからのFKを得ると、木村からのクロスのこぼれ球に反応した富田が左足で押し込んだ。
 
 先制された千葉は、今季ケルンから加入した長澤、水戸から加入の吉田らを投入して攻勢を仕掛ける。71分には阿部のクロスに船山がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドの判定。同点ゴールとはならなかった。その後も千葉は徳島を攻め立てるが、なかなか得点を奪い切れない。
 
 試合はアディショナルタイムに突入。その3分を過ぎようかという時間帯、敗色濃厚となった千葉がようやくチャンスをモノにする。山本からの鋭いクロスに途中出場の吉田がヘディングで合わせゴールネットを揺らし、同点に追いつく。
 
 そして、千葉の勢いは止まらず90+6分、怒涛の波状攻撃から奇跡的なゴールが生まれる。左サイドの阿部からクロスが入りゴール前に混戦が生まれると、そのこぼれ球をやはり途中出場の長澤が押し込み、逆転に成功した。
 
 試合はこのゴールの直後にタイムアップ。千葉が劇的な幕切れで、開幕戦を勝利で飾った。
 
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