インドネシアで11月10日に開幕したU-17ワールドカップ。各グループステージ（GS）の２節が終了し、残すは最終戦のみとなった。

　ノックアウトステージに進めるのは各組の上位２チームと、３位の上位４チームの計16チーム。熾烈なサバイバルで厳しい状況に追い込まれているのが韓国だ。

　初戦はアメリカに１－３で敗れ、続くフランス戦も０－１で敗戦。２連敗で勝点ゼロ、得失点は「－３」。母国メディア『ソウル新聞』は「崖っぷちに追い込まれた」と悲壮感を漂わせる。

　それでも、可能性がないわけではない。勝点ゼロでもグループでは現在３位。最終節の相手は、同じく連敗で勝点ゼロ、得失点「－４」で最下位に沈むブルキナファソだ。

　韓国が狙うのはグループ３位の上位４チームに入ること。記事では、他グループの現状をおさらいする。
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「韓国は現在、各グループ３位で最下位だ。勝点３のB組ウズベキスタンとC組イラン（いずれも得失点０。以下同）、D組日本（－１）、勝点２のA組インドネシア（０）、勝点１のF組メキシコ（－２）にすべて負けている」

　こうした状況において、ブルキナファソ戦でまずは勝利が求められる。確実に勝点３を手に入れて、他グループの結果と比較しなければならない。同メディアは次のように展望する。

「この場合、インドネシアとメキシコが最終戦でともに敗れた場合、韓国がベスト16に進出する。インドネシアはグループ２位のモロッコ、メキシコは同４位のニュージーランドと対戦するが、むしろグループ１位のスペイン、セネガルとそれぞれ激突するウズベキスタン、日本の敗北が期待できる。となれば、韓国は大量得点の勝利が必須条件。－３の得失点を０以上にすれば、さらに良い」

　韓国は過去のU-17W杯で６度出場し、ベスト８が３回、16強が１回。残る２回はグループステージ敗退だが、いずれの大会でも１勝は挙げている。GS突破を懸けて、ブルキナファソ戦で望み通りの結果を手にできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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