約1か月ぶりの戦列復帰!マリノスDF角田涼太朗がC大阪戦後に明かした心境

2023年11月13日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「本当に幸せでした」

約1か月ぶりに戦列に復帰し、84分までプレーした角田(写真は29節のもの)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第32節]横浜 2-0 C大阪/11月12日/日産スタジアム

 心強い戦力がまたひとり、ピッチに戻ってきた。

 横浜F・マリノスは11月12日、J1第32節でセレッソ大阪と対戦。前半にヤン・マテウスとエウベルがゴールを奪うと、そのリードを最後まで守り切り、2-0で勝利した。

 この試合で、約1か月ぶりに戦列に復帰し、先発に名を連ねたのがCB角田涼太朗だ。

 プロ3年目の24歳は、10月15日の浦和レッズとのルヴァンカップ準決勝第2戦で負傷。下顎骨骨折と診断され、その2日後に手術を受けていた。
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 一般的には4週間程度の固定が必要とされる怪我のため、この日はヘッドギアを装着してのプレーとなったが、アグレッシブな守備でゴールを守れば、インターセプトからチーム2点目の起点になるパスを供給するなど、攻守に存在感を放った。

 角田は試合後、「本当に幸せでした。この試合のために頑張ってきて良かったという気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せ、自身のプレーについてはこう振り返った。

「パフォーマンスの部分はそこまで心配していなくて、やれる自信があったなかでの今日の出場でした。もちろん相手がいてどんな接触があるか分からないスポーツですけど、怖がることなくできたのは良かったです」

 また、C大阪に攻め込まれる時間帯もあったが、粘り強い守備で無失点に抑えたことについては、「勝利の執念というか、みんなの気持ちがあったから決定的な場面を作らせることなく試合を終えることができた」と語った。
 
 終盤に足をつった角田は、84分に交代。コンディションはまだ万全ではないのだろう。

 だが、畠中槙之輔や永戸勝也など、ディフェンス陣に多くの怪我人を抱えるチームにとっては、同じくルヴァンカップ準決勝第2戦で負傷(顔面骨骨折)し、C大阪戦の5日前のACLグループステージ第4節で復帰したCB上島拓巳とともに、対人守備に強く、ビルドアップにも長ける背番号33が戻ってきたことは、非常に大きい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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