現地時間11月11日に開催されたリーグ・アン第12節で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ドゥ・ランスはホームで王者パリ・サンジェルマンと対戦した。

　伊東が右サイドハーフで先発、負傷中の中村はメンバー外となったS・ランスは、開始３分にいきなり先制を許す。デンベレのクロスをエムバペに鮮やかなダイレクトボレーで叩き込まれた。

　その４分後、左サイドを抜け出したダラミの折り返しに反応した伊東が、ボックス内で巧みなトラップから右足でネットを揺らす。しかし、直前のダラミのプレーがオフサイドと判定され、ゴールは認められなかった。

　20分にはピッチ中央でボールを受けた日本代表アタッカーが、ドリブルでゴール前に持ち上がり、絶妙なラストパスを供給。これをもらったムネチが決定機を迎えるも、枠を捉えられない。

　さらにその直後には、ペナルティエリア手前の左寄りでFKを獲得。これを伊東が壁の下を通すキックで直接狙ったが、惜しくもGKドンナルンマにセーブされた。

　押し込むホームチームは41分、伊東が蹴った右CKの流れからリチャードソンが狙うも、またしてもイタリア代表守護神の好守に阻まれた。このまま前半を１点ビハインドで終える。
【動画】左足で叩き込んだ伊東純也の今季２ゴール目！

　後半に入って57分、デンベレに中央を突破されて左足のミドルを浴びたが、わずかにゴール右に外れた。しかし、その２分後に、カルロス・ソレールの折り返しをエムバペに押し込まれて追加点を許した。

　劣勢のS・ランスは67分にも、デンベレの浮き球パスからエムバペにボレーを打たれたが、GKディウフのファインセーブで凌いだ。

　その４分後には、伊東の右CKのこぼれ球を拾ったムネチが強烈なボレーを放ったが、これもドンナルンマの好セーブに遭い、ゴールならず。さらに77分にも、伊東の見事な折り返しにマトゥシワがダイレクトで合わせたが、決め切れなかった。

　得点を奪えずに迎えた82分、バルコラのマイナスのクロスにダイレクトで合わせたエムバペにこの日３ゴール目を決められた。

　試合はこのまま０－３で終了し、敗れたS・ランスはリーグ戦４試合ぶりの敗戦となった。次節は代表ウィーク明けの26日に敵地でレンヌと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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