「まったく気に入らない」ELで敗戦のローマ、指揮官モウリーニョが激怒!「11対1じゃ勝てない。ベスト選手が20歳では...」

2023年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々は負けるにふさわしかった」

精彩を欠いたチームを痛烈に批判したモウリーニョ。(C)Getty Images

 勝てば決勝トーナメント進出を決められていた。だが、負けたことでグループ2位に転落だ。

 ローマは11月9日、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節で、スラビア・プラハに敵地で0-2と敗れた。後半に2点を許し、初黒星を喫している。

 開幕3連勝を飾っていたローマだが、この敗戦でスラビア・プラハにポイントで並ばれ、グループ2位となった。週末のセリエA次節でラツィオとのダービーマッチを控えるジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後にチームへの怒りを露にしている。

 モウリーニョはイタリア衛星放送『Sky Sport』で「今日はすべてを欠いていた」と話した。

「あまり語りたくない。選手たちに報道陣と話させないというのは私の選択だ。誰も話すべきではない。私が言うこと以外に言うべきことは多くないからだ」

「彼らにとっても、我々にとっても、この上なくふさわしい結果だ。まったく気に入らなかった。すでに選手たちとは話したよ。試合のアドレナリンが残っているから、普段はしたくないことだ。だが今回は、(ベンチ入り禁止処分で)スタンド観戦だったので、正しい冷静さでロッカールームに行けた」

【動画】巧みな裏抜けから冷静なフィニッシュ!堂安律のEL初ゴール
 指揮官は「今日はスラビア・プラハが100%(勝利に)ふさわしかった。何もうまくいかなかった。(ニコラ・)ザレフスキの不在は言い訳になるかもしれないが、これだけ悪いプレーだったのだから、言い訳は望まない」と続けている。

「私が求めるプロ意識で正しい姿勢だった選手はごくごくわずかだ。多くの選手が目標のある真面目な試合に臨む上で正しい姿勢ではなかった。ダービーに向けて痛手? 試合はそれぞれ別物だ。だが、今日の試合が重要な一戦でなかったということではない」

 さらに、モウリーニョは「我々は負けるにふさわしかった。全力を尽くしてプレーしたチームのベスト選手が、2年前までトップチームにいなかった20歳の選手なんだから、何かがうまくいっていないということだ」と話した。

「アタマも足もしっかり戦ったのは、相手の11人に対してひとりだけだった。11対1じゃ勝てない。敗北に値しなかったのは(エドアルド・)ボーベだけだ」

ダービーという大一番に向けて立て直すための喝なのか、純粋に選手たちの出来に激怒しているのか。いずれにしても、週末のビッグマッチで巻き返しが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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