【日本代表の最新序列】三笘、久保、伊東の2列目がついに実現か。板倉を欠くCBは...

2023年11月09日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

現状のベストメンバーを選出

森保ジャパンの最新序列。(C)SOCCER DIGEST

 11月8日、日本代表のメンバー26人が発表された。

 森保ジャパンは2026年北中米ワールドカップのアジア二次予選で、16日に大阪でミャンマー代表、現地21日に中立地のサウジアラビアはジッタでシリア代表と対戦する。

 このW杯予選の登録メンバーは23人だが、体調や疲労などを考慮して、26人を招集。10月シリーズはコンディション不良で選外や辞退となった三笘薫(ブライトン)、鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)、前田大然(セルティック)が復帰し、現状のベストメンバーを選出した。

 メンバーが充実している最近の日本代表は、初戦と第二戦でメンバーを大きく入れ替えるケースが少なくなく、はっきりとした序列というが分かりづらくなっているとはいえ、現状のベストメンバーを探るうえで整理しておきたい。

【PHOTO】ついに始まるW杯アジア2次予選、ミャンマー&シリア戦に挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介!
 まずGKは、第ニ次森保ジャパンで唯一全シリーズに招集されている守護神である大迫敬介(サンフレッチェ広島)が一番手だ。10月シリーズで海外組を含めた"フル代表デビュー"を飾った鈴木彩艶(シント=トロイデン)が2番手で、無念の離脱となった前回に続いて選出された前川黛也(ヴィッセル神戸)が続く。

 右SBは、菅原由勢(AZ)がレギュラーとして定着。橋岡大樹(シント=トロイデン)との二番手争いを制した毎熊晟矢(セレッソ大阪)がバックアッパーとして控える。

 ディフェンスリーダーの板倉滉(ボルシアMG)を怪我で欠くCBは、冨安健洋(アーセナル)の相棒を谷口彰悟(アル・ラーヤン)と町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)が争う構図。現状では経験豊富な前者に分があると見る。レフティの町田が起用される場合は、冨安が右CBとなる。

 左SBの二枚に大きな差はない。10月シリーズでは腰の張りを訴えて離脱した伊藤洋輝(シュツットガルト)、久々の代表の復帰でその穴を埋めた中山雄太(ハダースフィールド)、どちらがスターターでもおかしくない。

 ダブルボランチは、遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティング)が抜けており、先月のカナダ戦で2ゴールを挙げた田中碧(デュッセルドルフ)が3番手。伊藤敦樹(浦和レッズ)と川辺駿(スタンダール・リエージュ)がその次の席を争っている。
 

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